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負け続けた“天才”…ジャルジャルが「キングオブコント制覇」に13年もかかった理由

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文春オンライン

 第7世代芸人の活躍、ネタ番組の増加、YouTubeで活躍する芸人の急増など、近年のお笑い界はなかなかの盛り上がりを見せている。 【動画】ジャルジャルが「キングオブコント」決勝で絶賛されたコント「野次ワクチン」  9月26日にTBSで放送された『お笑いの日2020』は、そんなお笑いブームの過熱ぶりを象徴するような特番だった。8時間の生放送で大型のネタ番組企画が立て続けに行われた。その中でも目玉企画となっていたのが、今年で13回目を迎えるコント日本一を決める大会『キングオブコント』だった。  だが、今年の大会はいつになく厳しい状況の中で行われることになった。その原因は世界中の人々を悩ませている新型コロナウイルス感染症の脅威である。

逆境の中でのコンテスト

 コロナの影響で毎日当たり前のように行われていたお笑いライブは軒並み中止になり、なかなか公演は再開しなかった。ようやく再開するようになってからも、公演数が少なかったり、客席数が減らされたりしていた。今年は、芸人が人前でまともにネタを演じられる機会が極端に少なかったということになる。  例年であれば『キングオブコント』に向けて芸人たちはネタを磨いている。何回もライブでネタをかけて、観客の反応を見ながらネタを調整していくという過程がある。  だが、今年はどの芸人もそのプロセスを踏むことができなかった。そのため、全参加者が例年ほどは磨き上がっていないネタで勝負せざるを得ない状況に追い込まれた。

やむなく予選を辞退するコンビも

 さらに、直接ウイルスに感染したり、感染の疑いがあったりするために、予選に出場できなくなる芸人も出てきていた。例えば、今年7月の『ABCお笑いグランプリ』で優勝を果たし、『キングオブコント』でも活躍が期待されていたコウテイは、感染者との濃厚接触が疑われたために予選を辞退していた。  そんな踏んだり蹴ったりの状況の中で、何とか開催にこぎつけた、というのが今年の『キングオブコント』の実態だった。正直なところ、一お笑いファンとしては「開催されるだけでありがたい」という心境だった。

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