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「高さ日本一」キリコ、映像作品に 珠洲・寺家 空、海からドローン撮影

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北國新聞社

 高さ日本一とされる珠洲市三崎町寺家の秋祭りのキリコを、ドローンを駆使して撮影した映像作品の制作が進んでいる。地元ゆかりの作家が上空や海上から、住民も見たことのないアングルで巡行の風景を捉えた。作品はDVDとして4月に公開予定で、今秋に珠洲で開催される奥能登国際芸術祭(北國新聞社特別協力)などで訪れる国内外の観光客に、自慢の巨大キリコをアピールする。

 寺家の秋祭りは毎年9月に行われ、高さ約17メートルのキリコが海沿いの町を練る。DVD制作を企画した出村正幸さん(43)は昨年の祭りで責任者を務めた際、祭りの魅力を発信するとともに記録としても価値のある映像を作りたいと、撮影を決めた。

 制作に当たっては、能登に縁のあるスタッフを集めた。撮影を担当したのは、母親が寺家出身の映像作家多中弘一さん(63)=京都市=。ドローンをキリコの上空や海上に飛ばして祭りを記録した。

 DVDのジャケットはデザイナー乙脇康彦さん(34)=珠洲市正院町=が手掛けた。8ページの冊子になっており、寺家地区の地図や祭りの紹介文を掲載した。

 BGMは音楽プロデューサー権谷達哉さん(46)=七尾市万行町=の紹介で、英国で活動する歌手のアンソニー・キャンポさん(19)の楽曲を使用する。

 昨年10月、動画サイト「ユーチューブ」に3分ほどの予告編を投稿するなどして準備を重ねてきた。DVDは4月から珠洲岬の売店や寄り道パーキング寺家など、地区内の施設で公開、販売する。

 祭りを取り仕切る寺家祭礼実行委員会の出村正廣委員長(72)は「多くの人が寺家の祭りに足を向けるきっかけになればいい」と期待を込めた。

北國新聞社