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白鵬は休場濃厚だが…7月場所も感染危機&ケガ人続出で中止の可能性

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日刊ゲンダイDIGITAL

 たかが出稽古、というわけにはいかない。  相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が先月29日、いまだ禁止されている出稽古について「今のままでは厳しい」と話した。  協会は同日、執行部の会議が行われている。芝田山親方の意見が彼らの総意だとすれば、7月場所(19日初日)は出稽古なしのぶっつけ本番になりそうだ。しかし、それではケガ人が続出しかねない。関取を複数抱えている部屋は出稽古ができなくても十分、実戦稽古は積める。問題は関取が1人しかおらず、次点の力士が幕下以下で、実力に開きのある部屋だ。  こうした部屋の力士にとって、出稽古は必要不可欠。自分に近い実力の力士と稽古ができなければ、調整にならない。いくら弱い兄弟弟子と相撲を取っても、本気を出さないうちに勝負が決まってしまう。調整もロクにできないまま本場所で全力を出そうものなら、それこそ国技館の相撲診療所に連日、長蛇の列……となってもおかしくないのだ。  このままでは休場濃厚といわれているのが横綱白鵬(35)。年齢に加え、近年は故障にも悩まされている。  所属する宮城野部屋には炎鵬、石浦という幕内力士がいるものの、いずれも100キロ前後の軽量級。151キロの横綱の稽古相手にはならない。  横綱だから休場しても番付はそのままだから無理をする必要はないが、休んだら番付が落ちる大半の力士は調整不足と故障の不安を抱えながら、土俵に上がるしかない。 ■「警戒しすぎ」の声もあるが…  多くの力士が出稽古に赴くのは近隣の部屋だ。電車やバスではなく、部屋の車か自転車などで移動することになるから「警戒しすぎじゃないか」という声もある。  それでも今年5月に勝武士(享年28)が新型コロナウイルスに感染して帰らぬ人となっているとあれば、慎重にならざるを得ない。  東京都では連日、50人以上の新型コロナ感染が報告され、30日は54人。このまま感染者が減らないようなら出稽古解禁どころではない。  ケガ人続出か感染危機か。7月場所中止の可能性も大いにありそうだ。

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