大谷翔平、衝撃の187.4キロ二塁打 弾丸ライナーが約2秒で中堅フェンスを直撃
◇16日(日本時間17日) レンジャーズ7―4エンゼルス(アーリントン) 【アーリントン阿部太郎】エンゼルスの大谷翔平選手が1回にメジャー屈指のパワーを示す衝撃の先制二塁打を放った。相手先発グレイが投じた真ん中低めの96マイル(154キロ)に鋭く腰を回転させてバットをぶつけた。突き刺すような弾丸ライナーが約2秒で中堅フェンスを直撃。大谷は悠々と二塁に到達し、両手の人さし指をベンチに向けて喜びを表した。 特筆すべきはその打球速度。今季2番目となる116・5マイル(187.4キロ)を計測した。4月10日に、スタットキャストが導入されて以来、メジャーの左打者最速の119・1マイル(191・7キロ)をマークした二塁打以来の数字。エンゼルスによれば、今季116マイル(186・7キロ)の打球速度を2回以上出しているのは、ゲレーロ・ジュニア(ブルージェイズ)とスタントン(ヤンキース)だけで、左打者ではただ一人。パワーでもメジャーのトップに肩を並べる。 対戦した先発のグレイは「彼と対戦するのはタフ。楽しいけど、常に気を張って投げないといけないからね。(第1打席で)3ボールから打ってきたのは、少し驚いたよ」と振り返った。(写真はAP)
中日スポーツ