ソフトバンク移籍の上茶谷大河が〝衝撃の初経験〟語る 真夜中のメキシコの地で球団から「起きていてくれ」…覚悟を決め
現役ドラフトでDeNAからソフトバンクに移籍した上茶谷大河投手(28)が12日、本拠地のみずほペイペイドームで会見。青天の霹靂の通告を地球の裏側で受けた状況をつぶさに語った。 【写真】試合前、バウアーにギャグのポーズを伝授する上茶谷 会見で開口一番、「メキシコから来ました、上茶谷です!」と会場の笑いをさらった右腕は、「帰国は昨日(11日)の朝でした。びっくりしたっていうのもありますし、これはチャンスだなというふうにもとらえた」と初経験の移籍を前向きに語った。 DeNAから移籍の連絡を受けたのは、11月上旬からウインターリーグ参加のため派遣されていたメキシコの地。15時間の時差で当地は真夜中だった。渡航前に現役ドラフトの対象とは知らされていなかったが、「球団から向こうの深夜1時くらいに『起きていてくれ』と連絡をもらって、これは指名があるな…」と覚悟を決めたという。洗濯などをしながら過ごし、正式に通達されたのは午前2時過ぎ。球団からは時間帯を考慮して本人のコメントは免除を提案されたが、ファンへの惜別の思いを自らの言葉で3時前までつづった。 来季からは先発に再転向。ロッテにFA移籍した石川の穴を埋める活躍で、新天地のファンの心もつかみたい。 (片岡将)