城西国際大安房キャンパスの跡地を知事が視察 鴨川(千葉県)
鴨川市太海の城西国際大学安房キャンパスで18日、熊谷俊人県知事による視察が行われた。今年度から観光学部が東金キャンパスに移転し、跡地の利活用方法を巡って長谷川孝夫市長と意見を交わした。 同市は、同学部設置のため30年間を期間として、平成17年に同大に土地を無償譲渡する基本協定を結んでいたが、キャンパス機能再編などの理由から令和2年8月に同大から移転が報告された。昨年度までに移転が完了し、現在跡地の利用を巡って協議が進められている。 施設に到着した熊谷知事は、エントランスホールで長谷川市長と対談。ロビーやAVホールを見て回り、「巨大施設で、利活用は鴨川市、安房地域、千葉県にとっても重要なことだと実感した」と所感。「教室もホールも教育施設としてつくり込まれているので、教育機関を誘致できるのが一番望ましいと思う」などと考えを示した。 長谷川市長は、「本市の課題となっている場所を知事に視察いただけたことは大きな意義。今後も引き続き、県のサポートをいただきながら跡地の有効活用や課題解決に全力で取り組みたい」とコメントした。
房日新聞