インテル戦で倒れたボーヴェの退院迫る…除去可能な除細動器の植え込み手術へ
1日のフィオレンティーナ対インテル戦の試合途中に倒れて入院中のMFエドアルド・ボーヴェは、退院へ向けて除細動器を埋め込む手術を受ける見通しであるようだ。イタリアメディア『スカイスポーツ』などが伝えた。 ダヴィデ・アストーリ、ハルケ、松田直樹…あまりに早くこの世を去った12選手 22歳のボーヴェは、先発したインテル戦の17分に突然意識を失ってピッチに倒れ込み、フィレンツェ市内のカレッジ大学病院へと救急搬送された。それでも、現場にいた救急隊らの迅速な救護も幸いして一命をとりとめると、現在は退院へ向けた準備を勧めている。 そして『スカイスポーツ』によると、ボーヴェは10日にも退院のプロトコル上必要とされる除細動器を皮下へ植え込む手術を受ける予定。この手術を終え、今月12日から14日の間に退院できる見通しとなっっているようだ。 また、ボーヴェが植え込む除細動器は除去可能なタイプである模様。この数日間に行う検査結果を踏まえて、将来的に医師らとの合意の下、除細動器を植え込んだままとするか、除去するかの判断を選手自身が決めることができると伝えられた。 なお『メディアセット』は、植え込み型除細動器(ICD)を巡って2021年のEURO2020の試合中に倒れ、ICDの植え込み手術を受けたデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンのケースに触れている。エリクセンは当時インテルに所属していたものの、イタリアではICDを植え込んだままでのプレーが認められておらず、デンマーク代表MFはプレーが可能なプレミアリーグのブレントフォードへと移籍した。32歳のエリクセンは現在も、マンチェスター・ユナイテッドで現役を続けている。