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東京で働く親として女帝に相談したいこと

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アスキー

都心とベッドタウンは違う子育ての課題を抱えている。「東京で働く親」の支援を視野に、東京都が首都圏単位で連携できることはないだろうか。 【もっと写真を見る】

 3歳児くんの保護者をしています盛田諒ですこんにちは。先週、3日ほどカゼで熱を出して寝込みました。妻が出張の予定を入れていた週末までになんとか熱が下がりましたが冷や冷やでした。本当にきつかったら近所のファミリーサポートセンターに子どもの一時預かりを頼めばいいんですが、新型コロナの影響でサポートを縮小していたこともあり、若干気が引けるところがあります。    私がフーフー言っていた週末には都知事選があり、現職都知事が再選しました。隣県のベッドタウンに暮らす私に選挙権はないのですが、1日8時間以上も東京の会社で働いている親として女帝に相談したいことはあります。    たとえば仕事中に「子どもがお熱です」と保育園から電話があれば「1時間半で帰ります」と言って帰ることになり、もし子が感染症にでもかかっていたら仕事を数日休むことになります。どうしても夫婦で仕事を休めないというとき、都心なら病児保育に対応したベビーシッターに頼んだり、NPOが運営しているたすけあいのサービスに頼んだりと、選択肢がいろいろあります。一方、この辺りは民間やNPOのサービスが提供範囲外だったり、提供していてもスタッフの人数が限られていたりします。そうなると必然的に自治体が支援するファミサポがほぼ唯一の選択肢になって、頼める内容にも限界が出てくるんですよね。    住んでいる地域の課題ではあるのですが、これを「東京で働く親の課題」ととらえることで、地域を超えて課題に取り組めないもんかなあと思うんです。    他にもベッドタウンでは、都心とは若干違う子育ての苦労を感じることがあります。都心に比べ、公共施設で開催される子育て系イベントが少なく、得られる情報に限りがあるとか。そもそも子どもを産むときから産婦人科の選択肢が少ないとか。保育園は都心と同じように入りにくく、地域によっては少子化が進んでいるおかげで選択肢そのものが少ないです。地元で保育士になるはずの人が都心で働き口を探してしまうため、保育士のなり手が少ないという話も聞きます。    一方、都心で感じていた子育ての悩みは、こちらに来てから軽減されました。特に新型コロナで違いを実感した部分があります。    近所に海と山があるので、子どもの遊び場には困りません。家は借家になったので、子どもがドタドタ走り回っても気になりません。そもそも人が少ないので「密」になることが少なく、通りすがりの人にベビーカーをぶつけないよう緊張することもありません。「子どもがいると周りの目が気になる」ということは少なくなり、むしろ近所の人に見守ってもらえる感覚になりました。    なのでニュースで「子育てがしんどい」という話を見たときも、「(都心の)子育てがしんどい」という話だな、と思うことがあります。    ようするに、都心とベッドタウンでは一長一短というか、どっちにも足りないものがあり、そこが働く親のしんどさにつながっているんだなと感じます。ないものねだりと言えばそうなんですが、東京都と首都圏の各地域が連携・協力していくことで解決できることってないもんでしょうか。緊急事態宣言下には県境をまたいだ移動は自粛してよねと要請されましたが、自治体の子育て支援はむしろ県境をまたいでくれないもんかと思います。女帝からすれば「そんなに言うならまずは自分からまたいでみては」って話でしょうか。業者とNPOに聞いてみますかね。     書いた人──盛田 諒(Ryo Morita) 1983年生まれ。3歳児くんの保護者です。Facebookでおたより募集中。   人気の記事: 「谷川俊太郎さん オタクな素顔」「爆売れ高級トースターで“アップルの呪縛”解けた」「常識破りの成功 映画館に革命を」「小さな胸、折れない心 feastハヤカワ五味」   アスキーキッズメルマガ 毎週土曜に配信中  アスキーキッズは毎週土曜、一週間ぶんの記事をまとめて読めるメールマガジンを配信中。人気連載「ほぼほぼ育児」をはじめ、ニュース、イベント、プログラミング教育入門、みんなの子育て体験談など、子育ての参考になる情報満載です。ご登録はこちらから。   文● 盛田 諒(Ryo Morita) 編集● ASCII

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