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釜山港、集団感染発生以前に2人の感染を確認…ロシア船舶「乗船検疫」実施

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ハンギョレ新聞

ロシアの貨物船の船員17人のほか 4月末に2人が感染判定を受け 防疫当局、危険度の高い国の港湾防疫を強化 有症状者を申告しない場合、過料を科す 新規感染者は再び50人台に増加 汝矣島で自動車同好会の集まりから5人発生

 今月21日に釜山港に入港したロシア船籍の冷凍貨物船から17人の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者が出る前に、すでに釜山港の検疫所で2人の感染確定者が発生していたことが確認された。ロシア船舶発の集団感染が発生する前に港湾防疫を強化するきっかけがあったにもかかわらず、機を逃したのではないかという批判が出ている。  24日の中央防疫対策本部(防対本)の説明を総合すると、同日正午現在、国内の港湾検疫所の検疫過程で出たCOVID-19の感染確定者は計19人。このうち、ロシアの貨物船の船員17人を除く2人は、4月28日と29日にそれぞれ1人ずつ釜山港湾検疫所で陽性判定を受けた。防対本関係者は「国内の港湾検疫所でCOVID-19と確認された事例は、いずれも釜山港湾検疫所で発生した」と話した。  政府は一歩遅れて、港湾を通じたCOVID-19患者の地域社会進入を遮断するため、ロシアなど危険度の高い国を中心とした「港湾防疫管理策」を発表した。おろそかな電子検疫手続きを改善するため、この日から釜山港に入るすべてのロシア船舶は検疫官が船に直接乗り込んで検査する「乗船検疫」を実施する。これまで乗船検疫は、中国、香港、マカオ、イタリア、イランの5カ国だけを指定して実施してきた。チョン・ウンギョン防対本本部長はこの日の定例ブリーフィングで、「ロシアのほか、全世界で(COVID-19の)リスクが増加しているため、国別の危険度を周期的に評価し、危険度の高い国に対する港湾での検疫を強化することが必要だ」と述べた。  また、国内の入港日前14日以内に下船した船員に対する検疫申告を義務づけ、有症状者を申告しなかった船舶は入港制限とともに500万ウォン(約45万円)以下の過料を科す方針だ。屋外作業や密閉空間、魚倉(冷凍倉庫)など、港湾の荷役現場別に生活防疫を細分化し、距離を取ることやマスクの着用が難しい船員との接触を減らす方策もまとめる。  同日0時現在、COVID-19感染者は前日より51人増えた。新規感染者数は先週の50~60人台から22日に17人に減った後、前日(46人)に続き再び増加傾向にある。ソウルでは新しい集団感染事例が出た。防疫当局の説明を総合すると、15日夜、ソウル汝矣島(ヨイド)の漢江公園駐車場で行われた自動車同好会の集まりで、5人がCOVID-19の感染が確認された。感染者5人のうち集まりの参加者4人は23日、接触者1人は24日にそれぞれ陽性判定を受けた。防疫当局はこの日、集まりの参加者10人を対象に疫学調査を行っている。また、ソウル冠岳区(クァナック)所在の訪問販売会社「リッチウェイ」で接触者3人が、ソウル道峰区(トボング)のソンシムデイケアセンターでさらに2人の感染が確認された。 クォン・ジダム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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