小池都知事が定例会見2月18日(全文1)家庭内感染防ぐため、高齢者のホテル6連泊に助成金
現状の重症者病床をどう考えているのか
読売新聞:知事、どうもありがとうございました。それでは幹事社から1問伺わせていただきます。今ご説明あった臨時医療施設に関連した質問です。今のお話では病床の逼迫を防ぎつつ適切な医療を提供するための施策だと考えておりますが、一方、これらの施設で重症者の受け入れはなかなか難しいのではないかなと思います。きのうのモニタリング会議で出たデータでも重症者の増加率のペースが依然として高くて、知事としてこの現状の重症者病床をどう考えてらっしゃるか、今後、重症者に焦点を当ててどのような対策を考えていらっしゃるか、お聞かせいただければと思います。 小池:今ご質問にもありましたように、きのうのモニタリングで専門家の方々から、入院患者数は高い水準での推移になっている。また重症、お尋ねの重症の患者数も増加していると、医療提供体制は逼迫しているとの状況の報告があったわけでございます。これらの重症者があとになって増えていくというのは、これまでも何度も経験したところでもございます。そういったことも念頭にしながら、こうした状況に対し、今回、重症化リスクの高い高齢者の皆さんや、また、妊婦さんですね。たらい回しなどになるようなことがないように、そこはお1人の命だけではないので、妊婦への医療提供体制を維持するために国からも人材の派遣を受けるということで聞いておりますので、そのためにも新たに臨時の医療施設を整備して、受け入れの確保、そして病床の効率的な活用を進めてまいるということであります。
ワクチンバスを1台増車
それから重症者になる方の、高齢者が増えて、高齢者の重症化が多くなるというのも、これも以前から流れとして見えてきているわけでございまして。そのために今回、ワクチンバスを設けたということについては、すでにお伝えしたとおりでございます。来週からはもう1台増やしまして、これは高齢者のおられるところに、特養などのところに行って、そこで接種をいたしますので、もともとさまざまな困難を抱えている方を移動させて接種をさせる、接種してもらうというよりは、より機動的ですし、何よりも高齢者の方々にとって一番安心、場所を動かなくて済むという意味では安心につながるかというふうに思います。さまざまな工夫をしながら必要な医療が提供されるように努めてまいりたいと考えています。 読売新聞:ありがとうございました。それでは各社さんからの質問に移ります。挙手の上、知事からご指名をいただいたら社名とお名前を言ってから質問してください。よろしくお願いいたします。 小池:では朝日新聞の関口さん、手があがっております。 朝日新聞:聞こえますでしょうか。 小池:はい、聞こえます。