小池都知事が定例会見2月18日(全文1)家庭内感染防ぐため、高齢者のホテル6連泊に助成金
東京都の小池百合子知事は18日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「都立高校受験「努力の成果を発揮してもらいたい」 東京都・小池知事が定例会見(2022年2月18日)」に対応しております。 【動画】都立高校受験「努力の成果を発揮してもらいたい」 東京都・小池知事が定例会見(2022年2月18日) ◇ ◇
依然として新規陽性者数は高水準
小池:それでは今日は3本お伝えします。ちょっと音がハウリングしてるようなので工夫してくださいますか。それではよろしくお願いいたします。まずコロナウイルス感染症対策についてであります。都民、事業者、そして医療従事者の皆さま方がご協力をいただいて、ご尽力をいただいて、そして今日に至っているわけでございます。感謝申し上げます。皆さまのご協力は夜間の繁華街の滞留人口の減少、そしてまた実効再生産数の減少という形で表れてきております。 一方で依然として新規陽性者数は高水準にございまして、重症者数も高齢者を中心に増加傾向という状況。そしてまた10歳未満の感染の割合も増加しております。都民の皆さまの大切な命、そして暮らしを守る、そのために東京都は高齢者施設の往診体制を強化したり、また、子供の預け先の確保など、特に高齢者や子供さんに焦点を当てた対策を、スピード感を持って展開しているところであります。引き続きまして都民、事業者、行政が持てる力を結集して、総力戦でこの感染拡大防止に取り組んでまいります。
高齢者施設でのクラスター対策の強化
今日お伝えするのはそのうち3点であります。まず1点目ですけれども、医療提供体制の強化について。まず臨時の医療施設などの開設でございますが、入院者が増加する中で、特に重症化のリスクの高いご高齢の方や不安を抱える妊婦さんへの医療提供体制を確保していくことが重要でございます。そのため先般、岸田総理と直接お会いしました、そして新たな臨時の医療施設の整備について意見交換をし、医療人材の派遣も要請をしたところです。 この間、急ピッチで準備を進めまして、国所管の公的病院から医療人材の派遣を受けて、まず、あす19日の土曜日でございますが、イーストタワー(品川プリンスホテル)が開設をいたします。こちらの施設で、日曜日に開設するファーイーストビレッジホテル東京有明と同じように、医療機能強化型と妊婦支援型の機能を併せ持つ施設となります。さらに21日の月曜日には、先日オープンいたしました立川の感染拡大時療養施設でございますが、医療機能強化型施設を、そしてまた荒川区にある旧東京女子医大の施設や、多摩北部医療センターの空き病床を活用いたしました高齢者等医療支援型施設を開設いたします。他の施設につきましても準備が整い次第、順次、開設をいたします。あさっての20日日曜日ですけれども、旧東京女子医大の高齢者等医療支援型の臨時の医療施設、私自ら視察をすることといたしております。 次に高齢者施設でのクラスター対策の強化についてお伝えをいたします。これまで往診などを広域的に行う医療機関と連携しまして、高齢者施設への往診を行ってまいりました。これに加えまして施設の嘱託医などによる診察を促進するとともに、地区の医師会が設置する医療支援チームの医師の皆さんが往診に行く仕組みを新たに設けまして、今日からそれを運用開始いたします。介護と医療の垣根を超えた取り組みを進めまして重層的な支援体制を構築するということで、施設に入所されている高齢者の方の安心へとつなげてまいります。これが1点目。 2点目でありますけれども、高齢者の方を家庭内の感染から守るための取り組みについてであります。現在も最大の感染経路となっているのが家庭内感染です。そして重症化リスクの高い高齢者の方を守るために一定期間、家族から離れて滞在できるホテルの予約、前もお伝えしておりましたけれども、いよいよ今日から開始となります。都内で292のホテルや旅館が利用できます。