Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

伝説の箱根ランナーが語る箱根の山に挑む魅力

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
BBM Sports

「山の神」が生まれる前の伝説の箱根ランナー大村一さん。塩尻市役所の職員となった現在も、ランナーとして走りを楽しんでいる。その大村さんが、また、箱根の山に挑む。大会は名称を「山道最速王決定戦」から変更して2年ぶりにアネスト岩田ターンパイク箱根で開催される「激坂最速王決定戦2020」(11月21日)だ。 【大学駅伝】独断で選ぶ忘れじの箱根5区最強ランナー

いまだ語り継がれる強風の中の激走

「魅力は登りきった先に広がる空です。登っている最中は、蛇のごとく曲がりくねる激坂だけが視界のほとんどを占めます。しかし、その激坂に打ち勝った先に待つ大空は、勝ち抜いた者だけに与えられるご褒美です」 最速王決定戦の魅力をこう語るのは、法政大の選手として箱根駅伝5区を走り、現在も塩尻市役所の所属で競技を続けている大村一さんだ。オレンジエクスプレスと呼ばれた法政大の主将として出場した第77回大会(2001年)での激走は、今でも箱根駅伝ファンの間では語り草となっている。 トップでタスキを受けて小田原中継所を飛び出した大村さんは、強風が吹き荒れる箱根山中で追ってきた2人の選手と三つ巴の戦いを演じた。 競い合ったのは優勝した順天堂大の奥田真一郎さんと中央大の若きエースで、現在、母校の駅伝監督として名門チームを率いている藤原正和さん。2人とも学生長距離界のトップクラスで、誰もが知る存在だったが、大村さんを知る箱根駅伝ファンはほとんどいなかった。 そんな大村さんが、2人にくらいつき、抜きつ抜かれつの攻防を展開した。芦ノ湖のゴールに胸を突き出しながら3位でフィニッシュした光景は、動画サイトで何度も再生されている。

最速王決定戦は、箱根の激坂を攻略する楽しみを学生アスリートだけでなく、一般のランニング愛好家やトレイルランナーにも味わって欲しいという思いで2017年に誕生した。今年は、「山道」から「激坂」に名称を変更し、登りと下りを楽しめる「ピストンの部」も新設される。 箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟では、箱根駅伝の5区と6区での試走を禁止している。そのため、箱根の坂を経験しておこうと、山の候補選手たち、未来の「山の神」たちも出場する予定だ。 青山学院大学 陸上競技部から「登りの部」に5名の招待選手の参加が決定。箱根駅伝でおなじみのフレッシュグリーンのユニフォームが激坂を駆け抜ける。 また、2019年の箱根駅伝で東海大初優勝の原動力となり、1500mの第一人者の館澤亨次(横浜DeNA RC)も「登りの部」に出場することが決まった。

【関連記事】