紅白「旧ジャニ出場ゼロ」の舞台裏…かつては自ら「出場辞退」した“ビッグな”事務所OBも
新しい会社として
福田氏といえば、エンタメ業界でのらつ腕ぶりが知られているが、実は、NHKとは浅からぬ因縁があった。 「俳優・のんさんとエージェント契約を結び、仕事をバックアップしてきました。のんさんは前の所属事務所と契約で揉め、芸名を『能年玲奈』から改名させられましたが、13年にNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』でヒロインを務め、『じぇじぇじぇ』など流行語も生んで大変な話題となりました。彼女は大変な功労者のはずですが、NHKはのんさんの前所属事務所との関係を悪化させたくなかったので、彼女をドラマ以外の音楽番組や、Eテレに起用するだけになったのです」(ベテラン芸能記者) こうした経緯もあり、STARTO社が旧ジャニから所属タレントのマネジメント業務引き継いだ今年4月を境に、NHKと旧ジャニ勢の関係は完全に切れていたという。 「かつて“ジャニ担”と呼ばれた担当記者がいるスポーツ各紙への情報出しを最優先にしていた、旧ジャニの体制を福田氏はガラリと変えました。テレビ局に対する対応も同様で、NHKの音楽番組、影響の大きい大河ドラマや朝ドラなどにキャスティングされなくてもお構いなしといったところです。紅白出場なしも、なんとも思わないでしょう。この分だと、来年以降も旧ジャニ勢の紅白出場はないと思います」(同) 紅白は大みそかに本番となるが、29日と30日のリハーサルに参加しなければならない。にもかかわらず、ギャラは民放キー局の音楽番組と比べると安いという。しかも、近年の視聴率の大幅なダウンによって影響力もダウン。「もはや、出場したからといってメリットはない」(同)という。 「大みそかに開催される大規模音楽イベント『COUNTDOWN JAPAN 24/25』にSixTONESが出演することが発表されました。紅白に時間を費やすぐらいならば、各グループが独自にビジネスを展開した方がはるかに儲けが出ると考えているのでしょう。Snow Manら、各グループは昨年に続いて大みそかに生配信を行うのではないでしょうか。旧体制から逸脱するため、次々と新ビジネスを展開する福田氏に『ついて行けない』と思った幹部、社員、タレントたちはすでに事務所を去っていますが、まだSTARTO社が本格始動して半年ほど。今後の動向が気になります」(前出・記者)