来季４０歳、日本ハム・宮西「４月、５月はもう辞めようと」引退覚悟から復活 １５００万増６５００万円で更改
日本ハムの宮西尚生投手（３９）が５日、北海道北広島市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、１５００万増の年俸６５００万円で更改。「正直、４月、５月はもう辞めよう、今年まで、と本当に腹をくくっていた」と引退もよぎったシーズンだったことを明かした。（金額は推定） ８年ぶりに開幕を２軍で迎え、結果を残してもお呼びはかからなかった。６月１８日にようやく昇格。３０試合に登板して、１９ホールド、防御率２・１０と昨季を上回る成績で健在ぶりをアピールした。 ２つの要因が復活につながった。１つは新球チェンジアップの習得。「最後やったら、新しいことにチャレンジして終わりたい」と練習し、「１軍で使える球」に磨き上げた。もう１つは新庄監督からのメッセージ。「頑張るんじゃなくて、楽しんでやって」だった。 「ここまでオレ、頑張ったし。もう楽しんでやるって無の境地ではないけど、そんな感じかな」と解釈し、「すごく新しい野球観ができた。そういう意味で来年２年目の選手です」と笑う。 来季は「このチームこのメンバーと日本一になることです」と宣言。４０歳を迎えるベテランは惑わず走り続ける。
