侵入被害の6割が無施錠の富山 “防犯対策 4つのポイント” は「光」「目」「時間」「音」 …防犯対策のプロに聞いてみると
「こういった防犯のアラームですね。ガラスを割ったときに音が出るようなアラームをつけるとか、窓が開いたときに音が出るものもあります」 ドロボーが嫌がるのはセンサーライトなどで明るく照らす「光」と知らない間に窓が開いたことをセンサーで検知して警報音などで知らせる「音」防犯カメラやドアホンで顔や姿を監視する「目」。そして防犯フィルムなどにより侵入に時間がかかる「時間」の4つです。中でも重要なのがドロボーが侵入にかかる「時間」を稼ぐことです。 ライフガード北陸 防犯設備士 高嶋郁さん 「ドロボーの嫌うもので対策するということで、まず時間をかけさせること。一般的なドロボーは時間がかかることを非常に嫌いますので、5分間侵入できなければ、7割は諦めると言われております」 ■鍵のかかる緊急避難用「パニックルーム」 多くのドロボーは侵入に時間がかかることを嫌い5分以内に侵入できない場合は7割以上があきらめるといいます。 時間を稼ぐために高嶋さんがオススメするのが複数の鍵での施錠です。 ライフガード北陸 防犯設備士 高嶋郁さん 「こういうふうに開くんですけれどもこれをここ開けられても、これをしておれば、はい、もう一つ鍵。で、これがないお宅の場合こういったものをギュッと…」「開かないんですね」「富山は本当に無施錠被害が多いので、本当に鍵をかけてほしい」 富山県警のまとめでは富山県では無施錠による住宅侵入窃盗の被害率が全体の6割以上で全国平均を大きく上回っています。 複数の鍵をかけるどころか一つも鍵をかけないひとが多いのです。まずは鍵をかけて備えることが最も重要ですがそれでも強引に押し入られ外に逃げられない場合に備えておくことも大切だといいます。 ライフガード北陸 防犯設備士 高嶋郁さん 「パニックルームというものがあるんですけれども、なにかあったときに逃げ込むお部屋をつくっていただくというのも一つの手です」 強盗から身を守り安全に通報するために鍵のかかる緊急避難用の部屋「パニックルーム」を事前に用意しておきそこに充電器や電話の子機を置いておくことも重要だといいます。
■自分と家族の命を守るための対策を… いつ起きるかわからない強盗事件。日ごろから油断せずに備えることが大切です。 ライフガード北陸 防犯設備士 高嶋郁さん 「自分は大丈夫と思わないことですね。大抵、“何かうちには泥棒入らんちゃ”とか、“金目のものはないから、うちは避けてくわ”とかいうふうにね、冗談で言われる方多いんですけれども」 「今の強盗は本当に押し入ってきても命も簡単に奪ってしまうような、ちょっと乱暴な感じなので、自分の命とか家族の命を守るためにも、侵入させない対策をとっていただきたいなと思います」
チューリップテレビ
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