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「盛り下がってるぜー!」商店街の自虐ポスターに応援「踏ん張って」「いつか行くから待っててね!」

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 「さかいまち 盛り下がってるぜーっ!!」「お客様来ないからもう笑うしかありません!」……新型コロナウイルスの感染拡大によって、日本各地の観光地は大きな打撃を受けています。しかし、そんな逆境をユーモアで表現した、商店街の「自虐ポスター」がツイッターで話題となっています。「最悪な状況の中の前向きなポスターに泣けた」というコメントも寄せられている、ポスターの制作裏話を聞きました。(朝日新聞デジタル編集部・野口みな子) 【ポスター全10種はこちら】「マジでタイヘンジャー」「盛り下がってるぜー!」商店街の自虐ポスター集

自虐ポスターで話題「お願いします 助けてください」

 話題となっているのは、小樽運河からほど近い小樽堺町通り商店街(北海道小樽市)が制作したポスターです。特に目を引くのは、そのコピーです。  商店街で働く人たちが笑顔で写っているポスターには、「元気です!空元気です!お客様来ないからもう笑うしかありません!ワッハッハー!」と振り切ったコピーが躍り、その下には「お願いします 助けてください」という切実な文字も並びます。  まるで「戦隊もの」のように5人がポーズを決めているポスターには、「マジでタイヘンジャー」。他にも、「さかいまち盛り下がってるぜーっ!!」「そろそろ小樽 恋しくない?」「上を向いて頑張ってます!」など、思わずクスッと笑えるものや元気をもらえるものまで、商店街の人たちの笑顔がはじけるポスターが全10種類制作されています。  これらのポスターはツイッターで拡散され、「この元気さが良い」「いつか行くから待っててね!」「踏ん張ってほしい」「来年は絶対小樽行くって決めた!」と応援のメッセージも寄せられています。ユニークなポスターがどのように生まれたのか、聞きました。

暗いニュースが続く中で「明るい気持ちに」

 商店街でポスター制作が発案されたのは、今年3月上旬のことでした。北海道では他地域に先行して新型コロナウイルスの感染が拡大し、2月末には北海道知事が「緊急事態」を宣言。外出自粛で観光業界は厳しい状況に立たされ、小樽堺町通り商店街もお客さんがかなり減っていました。  「状況を見ても、すぐにまた旅行ができるようになるとも考えられませんでした。であれば、旅行ができるようになった時に旅先に選んでもらえるようにしよう、と『小樽という街を忘れないでほしい』という思いから始めました」  そう語るのは、商店街の事業推進マネージャー・坂口武(あと)さんです。「当時は暗い出来事ばかりだったので、明るい気持ちになれるニュースを流したかった」という思いもあり、他の地域が取り組む「自虐ポスター」に着想を得て、お客さんがいないことを逆手に取るポスター制作を始めました。

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