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秘境で『ワーケーション』 リフレッシュしながら遠隔授業 神奈川の女子大生が秋山郷滞在 「はかどる」

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NBS長野放送

新型コロナウイルスの影響で現在も学校に行けていない神奈川県の大学生が、長野県栄村・秋山郷で遠隔授業を受けています。自然豊かな場所で勉強しながらリフレッシュする新しい教育の形を実践しています。 栄村・秋山郷。河原を掘り天然の露天風呂を作る「切明温泉」は人気の観光名所です。 学生: 「(Q.湯加減は)熱い。(Q.気持ちいい)気持ちいいです」 自然を満喫する若者たち。県境をまたぐ移動も原則自由となり、旅行を楽しんでいるように見えます。 でも、宿泊先の旅館では、パソコンで英語の授業を受け始めました。 授業: 「行政への文書だから、研究論文ではない…」 さらに、別の部屋では真剣な話し合いも…。 学生: 「(Q.何してた)地域活性化の論文の細かい話をしていた」 彼女たちは神奈川県の相模女子大学の学生たちです。地域活性化や観光ビジネスを専門とする九里徳泰教授のゼミで、6月25日から秋山郷に滞在し授業を受けています。 相模女子大・九里徳泰教授: 「『ワーケーション』という新しい働き方・遊び方が両方になっている」 新型コロナによる長い自粛生活で「コロナ疲れ」が出ている中、心身ともにリフレッシュすることが求められています。 そんな中、国は、仕事の「ワーク」と休暇の「バケーション」を組み合わせた「ワーケション」を推奨しています。 リゾート地などで働いたり授業を受けたりしながら、その場所で休暇も取得するという取り組みです。 相模女子大も8月まではリモート授業が続く予定で、今回、新しい学びの形として秋山郷で「ワーケーション」を行うことにしました。 学生: 「家から一歩も出ないで勉強し続けて結構滅入っていたが、自然の音を聞きながらとかリラックスしてから授業の勉強をした方がはかどる」 相模女子大・九里徳泰教授: 「ここでも東京や関東圏にいるのと同じように授業を受けられる。新型コロナウイルスで長らく自粛をしていたので、リラックスして勉強するという新しい試みに挑戦」 学生たちは滞在中に地元住民から秋山郷伝統の狩猟「またぎ」の話を聞いたり、苗場山に登ったりと、都会では味わえない体験もしてきました。 この取り組みは学生たちだけでなく、4月から2カ月間休業を余儀なくされた旅館にもメリットがあったようです。 旅館の代表者: 「お客さまに会えるというのはうれしいこと。“3密”を避けられる自然たっぷりの場所なので、それを楽しんでもらいたい」 旅館では今後も企業や大学などの受け入れを考えていきたいとしています。 一方、相模女子大では今回のワーケーションを検証した上で、通常授業が始まってからも、地方での遠隔授業を検討することにしています。 「ワーケーション」には県も注目しています。現在、対応する施設などを募集していて、これまでに県内52の旅館やホテルが登録しているということです。

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