【住之江ボート・SGグランプリ】〝ナイターキング〟毒島誠が悲願成就へ速攻
住之江ボートの「SG第39回グランプリ」は19日が開催3日目。いよいよTR2nd1回戦が始まる。 悲願成就へ〝ナイターキング〟の戦いが始まる。毒島誠(40、群馬)は11月の高松宮記念で茅原悠紀が準完全Vを果たした32号機をゲット。「回転が合えば負けない足をしている。特訓はちょっと分が良かった」とさっそく好感触を口にした。 今年は3月の戸田SGクラシックで大会初Vを飾り、歩みは順調に見えた。しかしながら「8、9月は苦しかった」と振り返る通り、8月6日の芦屋GⅠ72周年準Vを最後に、まるがめSGメモリアルは予選敗退。津、若松、桐生と記念戦線ではいずれも6強入りを逃した。それでも10月の戸田SGダービーで優出(3着)。8年連続11回目の大一番へ大きく弾みをつけた形だ。 「2位でここに来られたので、(1年の流れは)いいのかなと思う。『やっと〝予選〟が終わったかな』って感じ。(夏場以外は)おおむね順調だった。ここ2、3年の中では一番いいリズムだと思う」と、初の黄金ヘル戴冠は現実味を帯びている。 ここまで8回のSG制覇のうち6回がナイター開催という〝夜王〟。速攻戦で白星発進を決めて、勢いを一気に加速させる。(加納空樹)