男女の役割分担はもう古い!? これからの時代に不要なもの
目の前に現れる洗濯物の山に、当然のような顔で「これやっといて」とかけられる彼からの一言。「ご飯を取り分けるのは女の子の役目。それができてこそいい女」という会話。 【写真】当てはまったら危険!? パートナーとの関係が有毒なサイン このような発言によって別れを決断したこともある私。この違和感はおかしい? 今回は25歳の私の視点から現代の役割分担について考えていこうと思います。 ◆マリジョゼ フィットネス&ウェルネストレーナー フランス系カナダ人の父と日本人の母を持つ。大学時代からスポーツジムでインストラクターとしての活動を開始。自分自身の経験から、より多くの方にコンプレックスや体型を個性として受け入れてもらうべく、フィットネスを通して自己理解の重要性を伝えている。現在は産業カウンセラー資格取得に向け勉強中。
男性がするべき! 女性がするべき! 〇〇すべきの固定概念から抜け出そう!
男性が外に働きに行き、女性は家を守る、という時代から、男女共に働くことが当たり前になりつつある時代へ。同棲を始めたり、彼氏の家に遊びに行ったりと、生活を共有した時に現れる男女の役割における”違和感”。 以前の私のように、生活面に足を踏み入れた途端、この問題に直面するカップルも少なくないはずです。同棲していても当たり前のように何もせずに家にいる彼。 毎回彼に対して「やって!」と頼まない限り何もしてくれない、という悩みは私自身も周囲からよく聞く話です。 働くことは当たり前になっていても、家の中の仕事は女性のもの、という固定概念はなかなか変わらない現状がそこにあるのだと感じます。 二人ともフルタイムで働いている条件は同じにもかかわらず、女性の負担が大きいのはおかしな話。家の全てを自分だけがこなさなければいけないだなんて、労働量に対してお給料が支払われるくらいのことがなければ無理! と、私自身は感じてしまいます。 では、お互いが納得のいく家事の役割分担ってどんなものが考えられるのでしょう? まず、私自身が考える理想の家事の役割分担一つ目のポイント。それはお互いがフェアな立場であること。これをまさに実践しているのが私の両親でした。 共働きである二人は、家事の分担をお互いの得意不得意で決めています。基本的には料理が得意な母親が料理を担当し、掃除好きの父親が掃除や洗濯など細かいものを行なっています。 だからと言って「あなたは絶対この担当ね!」という押し付ける役割分担ではありません。状況によってはその役割が逆転することもあり、その際にはお互いが柔軟に対応しています。 私もそんな両親を見て育ってきたからこそ、家事は女性のものであるという固定概念は古いものだと強く感じます。私たちはそもそも、家事は女性だけのものではなく男女のものである、という現代の認識にアップデートするべきではないのでしょうか。