団体戦はU-19男子で銅メダル獲得も 他3種目はベスト8止まり 女子は中国の壁を破れずストレートで完敗【卓球 世界ユース】
世界ユース選手権ヘルシンボリ大会(11月22日~29日/スウェーデン)が行われ、日本勢はU-19男子で3位入賞。 U-19女子、U-15男子&女子はそれぞれ準々決勝で敗れてベスト8となった。 昨年はU-15女子で中国を下して優勝。U-19では男女揃って準優勝、U-15男子も3位という好成績を残した団体戦だったが、今大会は苦戦を強いられた日本チーム。
U-19男子は、吉山和希(岡山リベッツ)、坂井雄飛(愛工大名電高校)、小野泰和(出雲北陵中・高)、渡部民人(JOCエリートアカデミー/星槎)で挑み、準々決勝では強豪の台湾に勝利。 しかし、準決勝のポーランド戦は先に2点を取ったものの4番で坂井、5番で吉山が落とし、決勝進出を逃した。
U-19女子は、面手凛(山陽学園高校)、髙森愛央(四天王寺高校)、上澤杏音(香ヶ丘リベルテ高校)、青木咲智(四天王寺高校)が出場。 初戦は危なげなくオーストラリアを下したものの、準々決勝では中国にストレート負け。トップで一昨年のインハイ女王の青木が2ゲームを奪ったもののあと一歩及ばず。 最終結果としては、準決勝で中国との激戦を制した韓国が決勝で台湾を下して優勝を果たした。
U-15男子は、岩井田駿斗(野田学園中学校)、川上流星(木下アカデミー)というこの世代のトップ2を軸に、吉田蒼(直江津東中学校)、伊藤佑太(木下アカデミー)が脇を固める布陣。 上位進出が期待されたが、初戦の準々決勝で台湾に惜敗。川上が2点をあげたものの、岩井田で2点を奪われたのが痛かった。
前回大会で優勝しているU-15女子は、新谷莉央(ミキハウスJSC)、村松心菜(羽佳卓球倶楽部)、吉田璃乃(明徳義塾中・高校)、髙橋青葉(木下アカデミー)というメンバー。 初戦は3試合オール3-0でスウェーデンを退けたものの、準々決勝は中国にストレートで敗れてベスト8に終わった。 団体戦は全4種目中3種目で優勝と相変わらず中国の強さが際立つ結果に。 ジュニア世代の育成では中国に並ぶ存在と言われてきた日本だったが、今回はメダル1つという悔しい結果となった。