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ベラルーシ当局、野党指導者を訴追 「安全保障を損なう動きを扇動」

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BBC News

ベラルーシ当局は16日、野党指導者マリア・コレスニコワ氏を国家安全保障を損なう扇動の罪で訴追したと発表した。コレスニコワ氏は、先月の大統領選での不正疑惑をめぐる大規模な抗議運動を指揮していた。 ベラルーシの調査委員会はこの日の声明で、メディアやインターネットを使って「ベラルーシの国家安全保障を損なうことを目的とした行動」を呼びかけたとして、コレスニコワ氏を14日に訴追したと発表した。 8月の大統領選では、1994年から実権を握ってきたアレクサンドル・ルカシェンコ大統領(66)が6期目当選を決めたが、選挙で不正があったのではないかとの声が上がっている。 コレスニコワ氏をめぐっては7日朝、首都ミンスクで覆面をした男性らにマイクロバスに押し込められる姿が目撃された。コレスニコワ氏と一緒にウクライナ国境へ連れて行かれたほかの2人の話によると、同氏はパスポートを破って車の窓から投げ捨て、当局に強制的に追放されないよう抵抗したという。 コレスニコワ氏は声明で、「自発的にベラルーシ共和国を離れなければ、生きたまま、あるいはばらばらにしてでも国外に連れ出すと脅された。禁錮25年の刑になる可能性があるとも脅された」と明かした。 これまで大規模な抗議運動を率いてきた女性3人のうち、コレスニコワ氏だけが国外へ逃れていない。 大統領選でルカシェンコ氏の主要対立候補だったスヴェトラーナ・チハノフスカヤ氏(38)は、選挙で勝利したのは自分だと主張。ほどなくして隣国リトアニアへの脱出を余儀なくされた。 別の指導者ヴェロニカ・ツェプカロ氏もまたベラルーシを離れている。 ルカシェンコ氏の退陣を求める抗議デモは5週間以上続き、少なくとも10万人がデモに参加している。 抗議デモでは警察による残忍な取り締まりが行われ、市民の怒りが増幅した。 ルカシェンコ氏は権力の座にとどまっており、ロシアのウラジミール・プーチン大統領はベラルーシ大統領選の正当性を認めている。両首脳は14日に会談し、プーチン氏はベラルーシに15億ドル(約1590億円)の融資を表明した。 こうした中、チハノフスカヤ氏はBBCに対し、野党側にはルカシェンコ氏の退陣についてロシアと対話する用意があると明かした。 また、独裁者のルカシェンコ氏を支持するというプーチン氏の判断を残念に思うと述べた。 (英語記事 Belarus protest leader Kolesnikova charged )

(c) BBC News