”パパ活生みの親”大手交際クラブが銀座でオープンした「高級ラウンジ」に集う大人男女の”恋模様”
「パパ活」という言葉の生みの親としても知られる交際クラブ最大手『ユニバース倶楽部』。そのユニバース倶楽部が昨年末、銀座にオープンしたプライベートラウンジ、『ユニバースラウンジ東京』が「パパ」たちの間で話題になっているという。 【画像】キレイ!……ラウンジで待機している女性たち── 「アプリでの出会いで、ドタキャンや”顔合わせ詐欺”にあうなどの苦い思いをした人たちの間で、あらためて交際クラブが見直されています。しかし交際クラブは相手に会うまでにデートをセッティングしてもらうなど、手間と時間がかかる。このラウンジはその場で好みの女性と会って話ができるんです。もちろん気が合えばその後にデートすることもできます」(パパ活歴3年の男性) 銀座8丁目のビルにあるラウンジを訪ねてみた。エレベーターを降りると鮮やかなアクアブルーに照らされたオシャレな空間が広がっていた。ドアを開けて中に入ると透明なパーティションと薄手のカーテンで仕切られた半個室が並ぶ。中には小さなテーブルを挟んで椅子が2つ。ラウンジと聞いたので、もっとオープンな感じをイメージしていたのだが、やはりプライバシーを気にする客が多いのだろう。店長の大城隼人氏にシステムを聞いてみた。 「初めての方は最初に入会登録とプロフィール作成などに30分ほど時間をいただいています。入場料は90分で1万1000円、初回は入会金11万円がかかります。ソフトドリンクとアルコール飲み放題です。席に着いたら、来店して別の部屋に待機している女性の写真が会員サイトにアップされているので、そこから気になる女性を選んでトークすることができます。トーク時間は20分間、その間に連絡先の交換やお手当の交渉をすることはNG。女性による接待行為も禁止です。女性を気に入った場合、相手側もOKであれば、成約となり店外へデートに行ったり連絡先を交換することができます」 その際は成約料としてお店に1万1000円、女性に心付けを5000円払うのだという。また、女性への印象が今ひとつだった場合は10分間のインターバルを挟んで別の女性とトークすることが可能だ。つまり1回の入場で3人の女性と会うことができる。システム的にはずいぶん前に流行った「出会い喫茶」に近いイメージだが、男女の比率と客層はずいぶん違うようだ。 「一日に男性は4~5人、女性は15名ほど来店します。男性は40代~50代の経営者が多く、女性は20~30代前半で職業は会社員や学生、看護系などさまざまです。芸能関係やAVの仕事をしている人もいます。ここに来ている女性は『ユニバース倶楽部』ではゴールドクラス以上の女性のみです。ゴールドというのは、クラスに1~2人いるカワイイ子のイメージですね」(同前) そう聞くとぜひ一度試してみたいところだが、やはり入会金の11万円というのが普通の感覚では躊躇してしまうところだ。例えば入会金5万5000円の『ユニバース倶楽部』のゴールドクラスで、デートを1回セッティングする毎に3万3000円かかることを思えばお得なのかもしれないが…。 実際のところどうなのか。このラウンジを数回利用したことがあるという、会社経営者の男性・Aさん(50代)に話を聞いてみた。 「ユニバース倶楽部は4年ほど利用しています。1人何万円もかけてデートをセッティングしてもらうのに比べたら、はるかに格安だし、お酒が飲めるのも嬉しいですね。でもやっぱり、実際にすぐ女性と会って話ができるのは素晴らしいと思う。ただ、プロフィールに顔出しをしている女性が多いところとくらべると、ユニバースは会うまで相手の顔が分からないという点はネックかも。 これまで4~5人とマッチングしたんですけど、ほとんどは食事デート止まりなんです。もっと仲良くしたい気持ちはあるけど、仕事が忙しくてなかなか時間がない。そこまで夢中になれる女性と出会っていないということなんでしょうね。1人、向こうから激しくアプローチをしてくる女性がいて、”大人”をしたことはあります。あと、学校の先生だという女性がいて妙に興奮してしまったことも(笑)。 もっといろんな人に会ってみたいですね」 一方、パパ活女子から見たラウンジはどうなのだろうか。美容関係や芸能関係の仕事をしているB子さん(40)は、銀座にレッスン場があるため、時々ここに立ち寄るそうだ。コロナ前からユニバース倶楽部でパパ活をしている。 「スタッフが優しくてお菓子などもくれたりするので、スタッフと話しに行く感覚で寄ることが多いです。顔見知りや気の合った女性とおしゃべりをすることも多いです。男性がいないときには控え室で本を読んだり、趣味の勉強をしています。パソコンをカタカタ叩く音が聞こえてくるので、仕事をしている人もいるみたい。 私の場合はプロフィールで選ばれると年齢ではじかれてしまうことも多いので、実際に会ってもらうほうがいいですね。またユニバース倶楽部は、忙しい人が多くて、会うまでになかなか時間が合わなかったりすることも多いので、お互いにタイミングが合う人と出会えるというのはいいと思います。 ここで出会って、現在も定期的に会っている人は3人。お手当はデート1回5万円。月に30万円くれる人もいます。ここで会う人は余裕がある人が多くて、ガツガツしていないのがいい。美味しいお店にも連れて行ってくれるので、食事デートするだけでも楽しいですよ」 母体が交際クラブだからなのか、銀座という場所柄か、そのあたりの出会い系とは全然違う、本来の意味での”大人のおつき合い”がここでは繰り広げられているようだ。11万円の入会金がどうしても、という人には不定期でトライアルもできるらしいのでチェックしてみてはどうだろうか。
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