角田裕毅「ピエールの予選結果にも影響が及んでしまった」予選Q2進出も、Q1の赤旗誘発を悔やむ…ガスリーは「トップ6のペースはあった」と17番グリッドに落胆|F1
2022年F1第7戦モナコGPの予選を終え、アルファタウリの角田裕毅が予選セッションを振り返った。 現地モンテカルロの予選Q1は、20台がトラック上でアタックラップを行ったことから、トラフィックが発生。Q1残り3分を切り、角田はセクター2区間でバリアに軽くヒットしたことから、アタックを中止してピットへと戻った。 Q1セッションは赤旗中断となり、約2分で再開となった。角田もバリアに接触しての大きなダメージがなかったことから、すぐさまタイムを出しにトラックへと復帰。そして日本人ドライバーはQ1での9番手タイムを叩き出し、Q2進出を決めた。一方で僚友ピエール・ガスリーはラストアタックに入る前、コントロールライン通過前にセッション時間切れとなったため、アタックの機会を逃して17番手のQ1敗退となっている。 角田はQ2で11番手となり、惜しくもQ3進出を逸した。予選終了後、角田は「ピエールの予選結果に影響が及んでしまった」とQ1終盤のミスを悔やんだ。チーム公式メディアがその言葉を伝えている。 「今日はガッカリしている。予選Q1ではバリアに触れ、左フロントを傷つけてしまった。レッドブラッグでガレージまで戻ることができましたが、それでもマシンにダメージがあった。これで少なからずパフォーマンスに影響があったと思う」 「それにピエールの予選結果にも影響が及び、彼はQ1を通過できなかった。2台そろってQ3まで進む可能性もあったと思うし、本当に残念に思っている」 そして角田は「日曜はウェットのレースになる可能性が高く、展開次第では両方のマシンがポイントを手にすることも十分にあり得るはず。どうなるか見てみたい」と続け、決勝レースに向けて照準を定めている。 一方でQ1敗退となったガスリーは「この結果に失望しているよ。予選に到るまですべてのセッションで速さを示していたし、アタックの機会さえ失ったことは本当に残念だ」と予選を振り返っている。 「Q1終盤はピットから出るのが遅すぎて、赤信号が出る前にコントロールラインを超えることができなかった。トップ6に入るペースもあっただけに無念だし、自分にふさわしいグリッドだと思っていない。今回のことはしっかり分析して、今後の改善にすべきだ」