Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

犬の「番犬」しつけは時代遅れ! 最新科学に基づいた「現代」のしつけと未来

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
いぬのきもち WEB MAGAZINE

しつけは時代に合わせて「進歩」しています

はるか昔から、犬は人間のパートナーとして暮らしてきました。そして時代の変化に伴い、犬をとりまく環境もどんどん変化してきています。「犬といえば外飼い」がスタンダードだった時代から、室内犬が多数の時代へ移り変わり、飼い主さんの「家族」としての犬の存在意義もより大きくなってきました。少子高齢化も進み、単身世帯が増え、人の関係が薄れるなか、犬はあるときはきょうだい、または巣立った子ども、亡くなった親など、それぞれの人が家庭の中に求めるニーズに上手に適応してきたといえるでしょう。 15年ほど前には、犬を「家族同様の存在」と表現する人が多数派でしたが、現在では「家族」「それ以上」と答える人も増え、家庭内で犬の果たす役割がより重要視されてきているようです。 これに伴い、獣医療や動物行動学も進歩し、犬のしつけに対する考え方も変化してきました。昔のしつけと現代のしつけでは、何がどう変化したのか、見てみましょう。

「番犬」から「家庭犬」へ…昔は体罰を与え、恐怖で従わせていた

かつて犬は、玄関先や門のそばなどの犬小屋で、吠えて不審者を追い払うための番犬として飼われていました。スキンシップの機会も多くなく、夜は放し飼いにして犬だけで散歩をさせる飼い主も少なくありませんでした。 そんな環境下で重宝されていた犬が、飼い主に服従し、他人を警戒して吠える犬です。いわゆる「番犬」として育てるために、叩く、押さえつけるといった体罰を与え、ゴハンを食べる前に我慢をさせる「オアズケ」を教えるなど、不審者に餌付けられないようしつけられていました。

現代では、科学で効果が証明されている「ほめしつけ」へ

そんななか、2003年になると、室内飼いの数が外飼い犬の数を上回るようになります。家庭の中での愛犬の存在感が高まり、番犬としてではなく、いっしょに暮らし、いっしょに出かけ、楽しい時間を共有できる家族のような存在=コンパニオン・ドッグとして育てるための、現代の飼い方へと大きく変化を遂げたのです。 また、動物行動学などの研究も進み、家庭犬として育てる以上、叱ったり罰を与えてしつける「訓練」の方法よりも、より効果的な「ほめしつけ」のほうが効果的だとわかりました。たくさんほめることで、犬が飼い主さんのことを大好きになり、円満な関係を築きながら家庭犬として暮らしていくためのしつけにシフトしていったのです。

【関連記事】