【全空連】空手全日本選手権で”若々しい”男女3人の新チャンピオンが誕生!
12月8日、全日本空手道連盟主催『第52回全日本空手道選手権大会』が日本武道館にて開催された。21年には東京オリンピックで空手種目が採用されたが、以降は世代交代に。今大会は男女組手、女子型で3人の新チャンピオンが誕生した。 【フォト】かっこカワイイ女子形の東、男女新王者の激闘 女子形の決勝は東佐江子(23=全実連)と石橋咲織(25=九州地区)。東は昨年の準優勝者で、石橋は10月の国民スポーツ大会で優勝している。 東はパープーレン、石橋はゴジュウシホを演じた。東は45.2点、石橋は43.7点で東が初優勝となった。東は速さだけではなく、軸もしっかりして力強さも表現した。昨年は軸がぶれたこともあり準優勝。今年も昨年と同じ形で決め、昨年の自分にリベンジしてみせた。 「今年は笑って終わりたいと思い、悔いのないようにやった。昨年もパープーレン。自分の手足の長さを活かし、力強さを出したかった」と語った。 男子形決勝は、2連覇中の西山走(かける、29=大分市消防局)と本一将(29=全空連推薦)が対戦、2022年の第50回大会と同じ顔合わせとなった。西山はスーパーリンペイ、本はガンカクを演じた。西山は47.2点、本は46.8点で西山が3連覇を果たした。 【組手】 男子組手は第48~50回大会3連覇した崎山優成(25=全空連推薦)と第50回大会3位の嶋田力斗(24=全空連推薦)の対戦となった。試合開始から上段廻し蹴りで3ポイントを先取した嶋田がペースをつかみ5-0のポイントで初優勝となった。来年の連覇も狙っていくとの抱負。今大会はNHKテレビで2時間にわたり中継放送もされた。 女子組手は、昨年優勝者の永井カンナが4回戦で敗れる波乱があった。決勝は小堂利奈(22=京都府)と崎山紬(19=香川・高松中央高)。 小堂は前日に行われた団体組手で京都府が4連覇を果たしたばかりだ。崎山は男子組手3連覇優勝の崎山優成の高校2年生の妹。激しい上段突きの応酬の中、ポイント9-3で小堂が初優勝した。