【NFL】18年ぶりプレーオフ、負け越しで地区優勝、3人のHCが解雇…波乱続出のレギュラーシーズン終わる
米プロフットボールNFLは、現地1月3日に最終第17週の16試合を行い、今季のレギュラーシーズンを終了した。AFC、NFCそれぞれで地区優勝4チームと勝率上位3チームの7チーム、計14チームがプレーオフに進んだ。地区内全チームが既に負け越していたNFC東では、ワシントン・フットボールチームが地区優勝。またAFC北ではクリーブランド・ブラウンズが2002年以来18年ぶりのプレーオフ進出を決めた。 写真=【パッカーズvsベアーズ】パッカーズのQBロジャースは今季48TDパスと活躍した=photo by Getty Images
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が拡大した中で続けられたシーズンは異例の事態が続出したが、多くの試合が中止になったカレッジフットボールとは異なり、延期はあったが中止は無かった。 シーズン終了後にニューヨーク・ジェッツ、ジャクソンビル・ジャガーズ、ロサンゼルス・チャージャーズがヘッドコーチ(HC)を解任した。 地区優勝は次の通り。 AFC東:バッファロー・ビルズ(13勝3敗)▽北:ピッツバーグ・スティーラーズ(12勝4敗)▽南:テネシー・タイタンズ(11勝5敗)▽西:カンザスシティ・チーフス(14勝2敗) NFC東:ワシントン・フットボールチーム(7勝9敗)▽北:グリーンベイ・パッカーズ(13勝3敗)▽南:ニューオーリンズ・セインツ(12勝4敗)▽西:シアトル・シーホークス(12勝4敗) 地区優勝以外のプレーオフ進出チームは次の通り。 AFC:ボルティモア・レイブンズ(北、11勝5敗)、クリーブランド・ブラウンズ(北、11勝5敗)、インディアナポリス・コルツ(南、11勝5敗)、 NFC:タンパベイ・バッカニアーズ(南、11勝5敗)、ロサンゼルス・ラムズ(西、10勝6敗)、シカゴ・ベアーズ(北、8勝8敗) NFCでは、ワシントンは負け越しでの地区優勝となったが、現行の東西南北4地区制になってからは2011年のシーホークス(7勝9敗)、2014年のカロライナ・パンサーズ(7勝8敗1分)に次いで3チーム目。過去の2チームはプレーオフでも初戦を勝ち上がっている。AFCでは、マイアミ・ドルフィンズが10勝6敗だったが、プレーオフに進出できなかった。ニューイングランド・ペイトリオッツは7勝9敗で12年ぶりにプレーオフ進出ならず。負け越しはビル・ベリチックHC初年の2000年シーズン以来20年ぶりとなった。