千葉と鳥取 両知事が梨PR 「二十世紀」で縁 都内でイベント
千葉県で発見された梨「二十世紀」で、鳥取県内導入120年を記念したイベントが、都内の百貨店で開かれた。両県の知事が駆け付け、両県産の梨を販売。美味をアピールした。 二十世紀は1888(明治21)年、松戸市の松戸覚之助が苗木を発見。新鮮で多汁な食味で、20世紀に王座を成す梨になるだろうと命名された。イベントでは、ノベルティー付きの千葉県産「豊水」と鳥取県産「二十世紀」の食べ比べセットを限定販売した。 熊谷俊人知事はあいさつで、江戸時代に県内で栽培が始まった梨の生産量、産出額、栽培面積が日本一で、主力品種の「幸水」「豊水」は、二十世紀の品種改良で誕生したと紹介し、「食感や味の違い、歴史も含めて楽しんでもらえれば」と呼びかけた。 鳥取県の平井伸治知事は二十世紀の一大産地になった歴史に触れ「千葉県には大恩がある」と感謝。一緒に盛り上げたいと意気込み、「pear(ペアー・梨の英語)で頑張ります」とジョークを交えたあいさつで会場を和ませた。