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日向坂46 上村ひなのは、急成長を遂げてオールラウンドプレイヤーに? 「アザトカワイイ」で獲得した新たな立ち位置

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リアルサウンド

 9月23日に発売される1stアルバム『ひなたざか』のリード曲「アザトカワイイ」のフォーメーションが発表され話題になっている。というのも、佐々木美玲のセンター選抜、影山優佳の復帰作、新加入した新三期生の参加……など見どころ満載。日向坂46にとって新たな試みがなされる楽曲だ。そんな中でも、三期生・上村ひなのが初の2列目に抜擢されたことも注目したい。加入当初からすぐに頭角を現し、バラエティやパフォーマンスで活躍を見せていた上村。この抜擢は、彼女のさらなる成長が期待されている証なのだろう。今回は、そんな上村のパフォーマンスにおける魅力を紐解きたい。  現在16歳の上村ひなのは、グループ最年少でありながら天才的な想像力を発揮し、今や日向坂46のバラエティには欠かせない存在だ。そんな彼女だが、パフォーマンスにおいては苦手意識があるようで、インタビューでもよく“ダンスや歌が苦手”と話している。とはいえ ステージに立った彼女はいつも堂々とした佇まいを見せており、加入当初から周りに違和感なく溶け込んでいた。歌声は、可愛らしい顔つきとのギャップを感じさせる芯のある太い声が特徴。そのクールな歌声によって、日向坂46に新たな選択肢を与えたように思う。  そして何より、上村のパフォーマンスの魅力は、表情や仕草など自身の考える“アイドル”像をしっかり意識しているところにある。元々空想をすることが好きな上村は、オーディションを受ける前から、自分がアイドルになる想像や、握手会のシミュレーションなどをすることが好きだったようで、その能力は今でも活かされていると語っている(『MARQUEE Vol.133』)。おそらく彼女のパフォーマンスは、空想の中で生まれた理想的なアイドル像に寄せているのだろう。  そんな上村だが、「私はアイドルになるために生まれてきたような女のコじゃないから、輝くためにもっと努力しないといけない」(『日経エンタテインメント! 日向坂46 Special』より)と謙虚な姿勢ももっていて、実は努力型だ。公開中の映画『三年目のデビュー』では、振りを覚えることが苦手だという上村が、泣きながら影で苦悩する姿が映し出されていた。そうした中で本番を迎えた『日向坂46 3rdシングル発売記念ワンマンライブ』では、苦悩を微塵も感じさせないパフォーマンスを見せており、特に「ハッピーオーラ」でのコール&レスポンスで見せた本番強さはまさにアイドルの申し子のようだった。  そして、7月31日に配信された『HINATAZAKA46 Live Online, YES!with YOU! ~“22人”の音楽隊と風変わりな仲間たち~』でもパフォーマンスに寸劇に大活躍。印象的だったのは、丹生がセンターを務めた二・三期生の楽曲「君のため何ができるだろう」だ。丹生の両脇を濱岸ひよりと上村が挟むこれまでにないフォーメーションで丹生を支えていた。「JOYFUL LOVE」では、卒業した元エースの柿崎芽実ポジションを担当。小坂菜緒と渡邉美穂を含めた3人で歌う姿は、見ているこちらが嬉しくなるほど頼もしく、日向坂の未来図が見えるたかのようだった。さらに「約束の卵」では三期生4人の歌割りも。1年間たったひとりの三期生として活動してきた上村にとってどれだけ嬉しかったことか。あのクラウチングスタートは、新しい時代の幕開けを予感させた。  過去シングル曲のフォーメーションでは、3列目中央が定位置だった上村。ブログでは「日向坂46の団結力のようなものを、3列目の中央の位置だったからこそ、強く感じることが出来ました」と綴っていた。上村にとって“3列目中央”という立ち位置は、グループ全体を見渡し、先輩たちの動きを学んだりと経験値を積める場所だったようだ。そして「アザトカワイイ」で初めて2列目に昇格。2列目の上手から3番目となる。ダンスが得意な東村芽依と面倒見の良い渡邉に挟まれ、正面には小坂がいる。成長するにはこれ以上ないポジションだ。日向坂46の絶対的センターだった小坂の背中を見せて経験値を積ませようとする運営側の意向も感じられる。また、小坂は女優業やモデル業で欠席することも考えると、今度は上村が小坂をフォローする立場になることもあるかもしれない。さらに、上村の後ろは新三期生の森本茉莉だ。今まで先輩の背中を見て“日向坂46の良さ”を感じていた上村が、今度は背中で伝える側に。そうした点においても今回の立ち位置がいかに重要かが伺える。  『blt graph.vol.51』で上村は、“元々物静かだけど日向坂46にいる時だけは自然と明るく素直になれる”とし、2020年の抱負として「新しい自分に出会わせてくれた人たちに、2020年は少しでも恩返しをしていきたい」と語っていた。今後は、空いたポジションのフォローだけでなく、一・二期生を支えたり、新三期生を引っ張っていく役割も担うことになるだろう。今は、こうしたオールラウンドプレイヤーに急成長することが恩返しとなるかもしれない。

本 手

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