大阪・船場で起業家を鍛える超実践的創業スクール開講
起業後も各専門家から指導受けられる体制
起業家には矛盾しがちな二面性が求められる。なりふり構わず商品開発などに没頭する集中力とともに、社会から好感を持って迎え入れられる人間性も磨かなければいけない。 講師のひとりでイメージ戦略家の山本幸子さんは「ビジネスパーソンの評価は初対面の3秒で決まる」と言い切る。「とくに女性は外見的要素を厳しくチェックします。女性市場への進出をめざす起業家は、商品が魅力的であっても、髪やスーツの汚れが目立つなど、不潔な印象を与えるだけで、顧客が逃げていく現実を知っていただきたい」と警鐘を鳴らす。講義では起業家が見落としがちなイメージ戦略の観点から成功へ導く。 受講生の起業に際しては、行政の各種支援制度を活用できるよう助言。さらに起業後も、経営相談の各専門家から継続的に指導を受けられる体制を整えている。田中理事長は「起業する若者を支援し、新しい仲間を増やす。若い力で大阪を再生し、大阪から日本を元気にしていきたい」と意気込む。 定員は30人(定員になり次第締切)で全15回。10月5日の開講に先立ち、28日に無料体験講座を開催する。詳しくはNPO法人SKC企業振興連盟協議会の公式サイトで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)