遂に公開! レディー・ガガ、映画『ハウス・オブ・グッチ』の撮影現場に精神科看護師を常駐させていた
映画ファンや“リトルモンスター(レディー・ガガのファンの愛称)”なら、レディー・ガガが“メソッド演技法”を非常に真剣に取り入れていることを知っているはず。 【写真】レディー・ガガ主演『House Of Gucci』の豪華キャスト、ストーリー、衣装 だから、実はイタリア人ソーシャライト、パトリツィア・レッジアーニを演じている映画『ハウス・オブ・グッチ』の撮影中、彼女はその方が「安全」だからと撮影現場に精神科の看護師を常駐させるようリクエストしたという。 最近、役へのアプローチについて語った『Variety』のインタビューで、撮影中はずっとレッジアーニとして生きていたと彼女語るる。「『アリー/スター誕生』の時と同じよ。私は常にアリーだった。今回は常にパトリツィアだった。訛りのある話し方をしていたわ。映画とは無関係のことを話していた時も、階下でマウリツィオが私を待っているフリはしないし、自分の生活をしていたけれど、とにかく彼女として生きていた」。 パトリツィアであることは、撮影現場を離れてもガガに影響を及ぼした。「彼女の人生はダークだったから、撮影後のオフでもその暗さが自分の中に残ったわ」と彼女。 撮影の終盤になると、ガガは現場でメンタルヘルスのプロの助けを求めたと言う。「撮影の終わり頃には精神科看護師に現場にいてもらったわ。そうしなきゃいけないとなんとなく感じたの。その方が安全だと思った」 とは言え、彼女はそんな演技に対するアプローチを“美化”したくはないと言う。「どんな役者もあのような限界まで自分を追い詰めるべきだとは思わない。なぜ自分はそうするのか、私は常に自問しているわ。私はキャリアの中でかなり極端なアート作品をやってきた。心を通して体をさらけ出すようなことを。どうして自分はそうなのか、わからない。おそらくベストアンサーは、私には少女の頃に築いた、ある種の苦しみとのロマンチックな関係をアートに使っていて、それが時に行き過ぎてしまうということだと思う。行き過ぎてしまうと、自分で引き戻すのが難しくなる」 さらに、将来、家族ができれば、こうした状況の仕事のやり方は変わるかもしれないと加えた。「アートのためなら私は何でもするというのは公然のことよ。おそらくそれは、子どもができたら完全に変わるのだろうけど、子どもはまだいない。私は子どものために常にそばにいて何でもしてあげたいの。演技している時と同じようにね。子どもには迷惑になるかもしれないけれどね」
Translation: Mitsuko Kanno From Harper's BAZAAR.com