【髪を育てる洗い方】髪が生えやすい土台作りのための洗髪と心得て。
STEP3.シャンプーをつける
シャンプーを濡れた手のひらに取ったら、それを泡立てる際にもちょっとしたコツがあるのだという。 「そのまま混ぜるのではなく、手のひらを合わせ、指の間までシャンプー液を入れて手全体で泡立てるようにしてください。指先までつけて大きく混ぜると、空気がよく入ります。予洗いがしっかりできていると、髪に馴染ませるだけで泡立ちやすくなります」
手のひらにまんべんなくシャンプーをのばし、毛先から中間の髪につけて優しく揉むだけでしっかり泡立つ。
STEP4.洗う
泡が立ったら頭皮全体に広げ、あとはマッサージするように洗う。その際にごしごしこするのは厳禁。 「軽くざくざくと手を入れたら、頭皮を動かすようにしてください。指の腹で頭皮を寄せてニキビを潰すようなイメージです。毛穴の汚れを落とそうと思うと、頭皮をにゅっと押さないと取れにくいので。臭いがしたり汚れているのは髪の毛ではなく、頭皮。シャンプー用のブラシ(上写真)を使うのもおすすめ。たとえば、ジャムレーベルのブラシは頭皮の歯ブラシのような感じで、丁寧に洗えます。そうした道具に助けてもらうのも一つの手です」
CHECK! シャンプーの後は、 何を使ったらよいの?
リンス、コンディショナー、トリートメントはどう違うのだろうか。 「リンスは髪の毛の表面をカバーして、コンディショナーやトリートメントは髪の内部に浸透して修復する働きがあります。より深く内部修復をしてくれるマスクなどもあるので、髪の状態によって使い分けるといいでしょう。トリートメントをした後にリンスをすると、ダブルでカバーしてくれるので、髪の傷みが気になる時に試してみると効果的です」
STEP5.すすぐ
「すすぎはごく丁寧に、シャンプーの倍の時間をかけてください。1分間シャンプーしたら、2分かけてすすぐようにして。髪の毛は自分が思う以上にシャンプー剤を吸収しています」 髪が長い場合、顔を下に向けてシャワーを当てる人も多いが、ある程度流したら上向きになることも忘れずに。 「下向きでシャワーを当てると、髪に逆らって流せるので汚れが落ちやすいんです。ただ、額の上の部分に水が届きにくいので、その後に上からもシャワーを当てるようにしてください」