実家まで片道2時間以上かかる人に聞いた「実家が遠いこと」のメリットとデメリット
実家が遠いことのデメリット1位は「急な帰省が難しい」
反対に、実家が遠いことのデメリットを聞いた結果、1位は「急な帰省が難しい(151人)」、僅差の2位は「帰省にお金がかかる(141人)」、3位は「気軽に頼れない(136人)」となった。 簡単に帰省ができないことや、帰省する必要があるときにお金や時間がかかってしまうことに対して、デメリットを感じている人が多くなっている。なお「デメリットはない」と答えた人は5人で、「家族仲が悪いので」などの回答が寄せられている。 <1位 急な帰省が難しい> 距離が離れていると、実家で緊急事態が起きてもすぐ駆けつけるのは難しくなる。自分はすぐに動けても、「チケットが取れない」「終電が早いので、夜に移動できない」といった交通機関による制約で移動できないケースも考えられる。 日帰りできない距離の場合は泊まりになるため、留守中の準備や、仕事との調整が必要な人も多いはずだ。 <2位 帰省にお金がかかる> 帰省に新幹線や飛行機を使う人からの回答が目立った。一人ならまだしも、家族で帰省するとなるとさらに費用はかさんでしまう。 お盆などは新幹線や飛行機の料金が高くなるため、「ハイシーズンしか帰省できないので、移動費用が高くなる」という声も届いている。 <3位 気軽に頼れない> 中でも子育てに関して助けてもらえないという声が多く寄せられた。体調を崩したときや、子育てに行き詰まり助けてほしいときも、実家の親に頼れず我慢する人が多いようだ。 他には「入院の書類にサインしてほしいとき、郵送になって面倒だった」など、頼れるものの時間や手間がかかってしまうという声もあった。
実家に帰る際の交通手段は「鉄道」が41.8%
実家に帰る際の交通手段の1位は、新幹線や在来線含む「鉄道(41.8%)」、次いで自家用車やレンタカーなどの「車(31.6%)」となった。飛行機を使う人も2割近くいる。 また「飛行機と電車とバス」「飛行機とレンタカー」など、複数の交通手段を組み合わせている人も。「基本は新幹線だけど、節約したいときは夜行バス」「基本は車だけど、雪なら飛行機」「新幹線や高速道路が混んでいそうなら飛行機」など、場合によって使い分けているケースもあった。 ■実家に帰る頻度は「年2回程度」 実家に帰る頻度を聞いたところ、最も多かった回答は、「年2回(32.7%)」、次いで「年1回程度(25.3%)」だった。日本の年中行事からして、「お正月とお盆の両方」もしくは「お盆とお正月のどちらか」に帰省する人が多いと推測できる。 一方、月1回程度帰省しているなど帰省頻度が高い人からは「頻繁に帰らないと親がうるさいから」「高齢の親が心配だから」といった回答が寄せられた。反対に帰省頻度が低い人からは、冠婚葬祭でしか帰らないといった回答があった。 また「帰省はあまりしていないが、親が家に来る」という回答もあり、帰省しなくても親の顔は見ている人もいるようだ。