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ダブル連結トラックを止められるSAで、駐車予約システム開発へ。NEXCO中日本

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Park blog

ドライバー不足の中で、ドライバーの運転時間の削減や物流効率の向上を目的として導入が始まったダブル連結トラック。導入されて1年以上が過ぎ、現在では7社によって32台が運行されている。そんなダブル連結トラックのドライバーにとって朗報となるのが、SAでの駐車予約を確実に行えるシステム。現在、NEXCO中日本が開発中だ。 【写真を見る】この記事に関する写真はこちら!

 ダブル連結トラックとは、大型トラックのトレーラー2台が連結した特殊トラックだ(画像1)。1人のドライバーにより10トンの大型トラック約2台分の輸送を行え、それによるドライバーの運転時間を約46%削減できると試算されている。物流業界の大きな課題である大型トラック(特に長距離)のドライバー不足を補うとして、期待されているところだ。また、このほかにも物流の効率化やCO2削減などのメリットもある。  ダブル連結トラックの運行は、国土交通省の主導で2016年から実証実験が始まり、2019年1月には特殊車両通行の許可基準が緩和されて公道での走行が可能となった。2020年3月時点では、7社により32台が運行されている。  通行可能な高速道路は、2020年6月現在は画像2の通り。東北地方から九州地方まで以下の8路線が通行可能となっている(北から掲載)。 ・E4東北道 ・C4圏央道 ・E1東名高速 ・E1A新東名高速道路 ・E1名神高速 ・E1A新名神高速 ・E2山陽道 ・E3九州道

ダブル連結トラックがSAを利用できない課題が発生

 ダブル連結トラックを運行する上で最大のネックとなるのが、全長が25mもあること。つまり、SA・PAの通常の大型車マスに駐車することができないのだ。そのため、画像2の運行区間内では、複数のSA・PAに専用の駐車マスが設けられている。  しかし、その専用駐車マスをダブル連結トラック以外の車両が駐車してしまう不適切利用が増加しており、それが課題となっている。運行計画で休憩を予定していたSA・PAが駐車できなくなることで、せっかくの輸送効率が低下したり、安全上の課題などが生じたりしているのだ。  この課題を解決するためにNEXCO中日本が開発に着手したのが、ETC2.0を活用したダブル連結トラック用の予約駐車システムだ。同システムが試験的に設置されるのは、ダブル連結トラックの運行便数が多く、それに比例して専用駐車マスの不適切利用も多く発生している東京~名古屋~大阪間。東名高速1か所、新東名高速3か所、新名神高速2か所の計6か所でまずは実証実験が行われる。2種類の予約システムが開発されており、早いところでは2020年度末から実証実験を開始するとしている。

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