駒大・篠原倖太朗、学生記録チャレンジ不発もサバサバ「後悔はない」 八王子ロングディスタンス/陸上
陸上の長距離競技会「八王子ロングディスタンス」は23日、東京・八王子市上柚木公園陸上競技場で行われ、男子1万メートル最終組に駒大の篠原倖太朗(4年)が出場。日本人学生記録(27分21秒52)の更新を目指したものの、28分5秒22の組8着に終わった。積極的に前方につけたが、今月3日の全日本大学駅伝7区区間賞の激走の疲労もあり、序盤で集団から離されて苦しいレースとなった。それでも常勝軍団の主将は「ハイペースで入るレースだったので、今回大きく崩れてしまった。ああいう入り方ができたのは結果としては良くないが、しっかり(速いペースで)入ろうと思っていったので後悔はない」と潔かった。 ハーフマラソンと屋外5000メートルで日本人学生記録を持つ大エース。昨季2冠の駒大は10月の出雲駅伝と今月上旬の全日本大学駅伝で最後まで優勝争いを繰り広げて2位。来年1月の箱根駅伝で王座奪還を目指す。今月の上尾シティハーフマラソンでは4人が入賞と中間層が成長を見たが、「みんな好走してくれたが、(箱根優勝候補の)青学大や国学院大の主力が出ていなかっただけ。今回の結果は自分も含めていい経験と捉えて、箱根に合わせて練習していけたら」と篠原。箱根路へ気を引き締め「自分的には2区を走りたいがチームを優先して自分が任された区間を任された以上の走りができるようにしたい」と意気込んだ。