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「無理して明るく振る舞うこと」が心にとって危険な理由

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PHP Online 衆知

日本全体が苦境に陥っているといえる状況、日本全体を覆っているのは「不安」だろう。先行きが不透明な状況のなかでは、自分自身の明日も見えづらく、心に重荷を背負ったままの日々の生活は辛い。 ニッポン放送「テレフォン人生相談」にて数十年にわたり、多くの人たちの悩みを聞き、その心を和らげきた作家で早稲田大学名誉教授の加藤諦三さんは、自著『不安のしずめ方』にて、その苦しさとどう向き合い、対処すれば良いかを説いている。 本稿では、同書より不安なときに「無理に明るく振る舞うこと」の是非について触れた一節を紹介する。 ※本稿は、加藤諦三著『不安のしずめ方』(PHP研究所刊)より一部抜粋・編集したものです。

自分が苦しいだけで、効果はあまりない

無理して明るく振る舞わない。 もちろん、相手に対する思いやりから明るく振る舞うことは素晴らしい。 ここで言っているのは、相手に迎合する気持ちから無理に明るく振る舞うことである。 人の関心を引くために明るく振る舞うことである。 無理して明るく振る舞っているときには、傍はたから見ていると、不自然である。 無理して明るく振る舞おうとしたときに、自分は周囲の人から見ると不自然に見える行動をしていることに気づこう。 無理して明るく振る舞うことは、自分が苦しいだけであまり効果がない。 そう気がついてやめることである。 無理して明るく振る舞うことが、時には逆効果ということもある。 ときどき、カンにさわる声で笑う人がいる。 笑っているが、見ていると楽しそうではない。 あなたはそんな人を見たことはないだろうか。 おそらく心に憎しみがあるが、それを自分で見ていないのだろう。 今の自分の心の現状を見て見ぬふりをしているから、カンにさわる声で笑う。 明るさを誇示しているが、その人の心の底の憎しみがこちらに伝わる。 無理に明るさを誇示しても、人の好意を得るどころか、人に不快感を与えるだけである。 無理して明るく振る舞うのはやめたほうがよい。

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