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ダニエル・ラドクリフがハリポタ原作者の発言を謝罪 “反トランスジェンダーなツイート”に非難殺到

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ハーパーズ バザー・オンライン

ゲイ・プライド期間中である先週末、作家のJ.K.ローリングが「意見:COVID-19後は、生理のある人たちにとって平等な世界をつくろう」という記事を引用して「“生理がある人々”。昔はこの人たちを指す言葉があったはず。誰か教えて。ウンベンだっけ?ウィンパンド?ウーマッド?」という 反トランスジェンダー的なツイートを投稿した。 【写真】ハリウッドセレブ10人が映画界の性差別を激白 ローリングのこの問題ある発言には当然のことながら批判が殺到。『ハリー・ポッター』シリーズの原作者である彼女は、自身のコメントが炎上したことを受けて、「もし本物の性(生物学的な)がなければ、同性同士が惹かれ合うことはないと思うし、世界中の女性が生きてきたという現実が消し去られてしまう。私はトランスの人たちを知っているし愛しているけれど、性別というコンセプトを消し去ってしまうことは、多くの人たちが意義ある議論をする力を取り去ってしまうこと。真実を語ることはヘイトではない」と書いた。 批判を浴びているローリングの発言に対して、ダニエル・ラドクリフが割って入った。ラドクリフは、ローリングのツイートに直接返答する形で、LGBTQの若者の自殺防止に取り組むNPO「The Trevor Project」に宛てて、次のような短いエッセイを書いた。

「トランスジェンダーの女性は女性です。これに反する意見はどんなものであれ、トランスジェンダーの人々のアイデンティティや尊厳を消し去るものであり、このテーマについてジョー(J.K.ローリング)や僕よりはるかにこの分野の知識がある専門医療団体のアドバイスに反します。『The Trevor Project』によると、トランスジェンダーやノンバイナリー(男女どちらの性別でもないと自認する人)の若者の78%が、自らのジェンダーアイデンティティ(性自認)によって差別の対象になったと報告しています。私たちは、トランスジェンダーやノンバイナリーの人々のアイデンティティを抹消したり、さらに傷つけるのではなく、もっと支援していくべきです」 またラドクリフは、自分とローリングの間に揉め事を作るのが大事なのではないとして、「おそらくこれをJ.K.ローリングと僕自身の内輪もめのように書きたい人もいるでしょう。しかしそういうことではまったくなく、そんなことがいま重要でもありません。ジョーが僕の人生に貢献してくれたことに疑問の余地はない一方で、この10年、『The Trevor Project』と共に活動し、いまも寄与しつづけている者として、そして、一人の人間として、いま、何かを言わずにはいられない気持ちです」と、述べた。

さらに彼は、『ハリー・ポッター』の小説が「台無しになった」と感じているファンに対して「こうしたコメントが皆さんの胸を痛めてしまったことを深くお詫びします。皆さんが物語から見つけた貴重なものをすべて失わないことを心から願っています。あなたにとって大切なものはあなたのものです。これらのコメントによって価値のあるものを失わないことを願っています」と綴った。

Translation: Mitsuko Kanno From Harper’s BAZAAR.com

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