「本当に共演したい俳優」を広告代理店が緊急調査! 「2位・広瀬すず」を2倍以上引き離した圧倒的1位は?【女優編】
新ドラマの制作にあたり、プロデューサーがもっとも注意するのが人間関係だという。それはすなわち、「誰と誰が共演NGか」ということだ。 【ランキング表】共演したい女優ベスト30 役者の“本音”を知らずにキャスティングしたがために、撮影がうまくいかなかったり、ドラマ自体が低視聴率に終わってしまうと元も子もない。 そんななか、現在多くの現場ではプロデューサーらが出演者に対し、共演者の印象について聞き取り調査をおこなっているという。 そこで今回、大手広告代理店が、春クールのドラマが始まった4月から5月にかけ、NHK及び各民放キー局プロデューサーのうち、55人の協力を得て、俳優のイメージ調査を実施した。 質問内容はズバリ、「共演オファーの多い俳優は誰か」。多い順に男女各10人を挙げてもらい、集計結果の上位30人をランキング形式でまとめたデータを本誌が極秘入手した。 また、同時に尋ねた「俳優たちが共演を望む理由」も公開しよう(俳優についての「」内のコメントは聞き取り調査をしたプロデューサーによるもの)。 まずは共演オファーの多い女優からご紹介する。 栄えある1位は綾瀬はるか。得票数456で、2位を200ポイント以上引き離す圧倒的な評価を得た。 「彼女を敬遠する役者は誰もいないはず」 「女優よりも男優からの共演オファーが多い」 万人受けする美貌と演技力が望まれる理由か。なかには意外な声も。 「毎回驚かされる差し入れを楽しみにしている人が多い」 次点は広瀬すずがランクイン。 「幅広い年代の役者たちから声がかかっている」 「シリアスな内容の出演作が多く、芝居に自信のある役者が共演を熱望している」 映画出演も多く、演技力が評価されている広瀬。7月からは劇作家・野田秀樹による『ロミオとジュリエット』を源平合戦に翻案した演劇に出演し、ロンドンと台湾の海外公演もおこなう予定だ。 広瀬にわずかに及ばず3位になったのは、上白石萌音。 「偉ぶらないし、気も使える」 「先輩俳優に学ぼうという謙虚な姿勢がある」 また、ある男優は彼女とのエピソードを挙げている。 「撮影中に一緒に食事をした際、酒豪ぶりに感心し、もう一度共演したい」 “飲みニケーション”で、男の心を掴んだか。 ベテランの沢口靖子は、4位に入った。 「役に取り組む姿勢は、誰からも評価されている」 「ゲストで呼んでほしいという役者が多い」 「桁外れの差し入れには驚かされた」 人柄だけでなく、沢口主演の長寿ドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日系)も出演メリットがあり、魅力的なようだ。 そして、最年少でランクインしたのが、5位の毎田暖乃だ。今年1月期のドラマ『妻、小学生になる。』(TBS系)での怪演が、俳優たちの注目を集めている模様。 「なぜあんな芝居ができるのか、この目で確かめたい」 「朝ドラ『おちょやん』のときからこの子は天才だと感じていた」 と、大人たちから多く称賛を集めている。また、「ベテランの俳優から共演を熱望されている」とも。 リーダーシップが支持されているのが6位の天海祐希。 「天海さんのドラマは“チーム”というイメージなので、それに加わりたい」 「現場をまとめてくれる心強さがある」 「お茶目なところも好感」 “リーダー”とのギャップのある性格も好印象か。 役者の支持よりもスタッフからの評価が順位以上と、代理店の調査担当者が評価するのは8位の石原さとみ。 「美貌は年下の女優たちの憧れになっている」 「なにげない会話でも話題が豊富で、勉強熱心」 彼女も陰の努力家だ。 9位は、石原と同い年の杏。 「自作の惣菜などを差し入れる細やかさが素晴らしい」 「歴史に詳しく、時代劇でご一緒したい」 「以前共演したドラマでの“女剣士”の姿が凛々しく、スケール感はほかの女優とは一線を画している」 杏の高身長は、同年代の男優からは敬遠されがちだが、高年齢層からは支持を得ているようだ。 杏と1ポイント差で、10位にランクインした新垣結衣。 「結婚して年齢も重ね、彼女の次のステージに多くの役者は興味津々」 「フリーになり、自分のスタイルで活動する姿勢に惹かれるから」 「大河ドラマで魅力を再確認した」 自身のキャリアの変化が、仕事にも好影響をもたらしているようだ。 同じく、現在出演中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の北条政子役で株を上げた小池栄子は11位に。 「距離を縮める天才」 「すべてに全力投球するところは尊敬する」 大河での迫力のある演技で、今後オファーが増えそうだ。 大健闘というべき芳根京子は13位にランクイン。 「か細いイメージだが、根性があってキスシーンも厭わない姿勢がいい」 「素朴な魅力の持ち主で、息の長い女優さんになりそうなので、いつか一緒に仕事をしてみたい」 小柄な体格が男優を引き立たせることから、主役級から共演を求められるという。また、彼女の優しい性格は業界では有名だそうだ。 ’20年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で、一気に評価を上げた15位の川口春奈。 「評判以上に演技が素晴らしい役者。ドロドロの恋愛ものなどを演じたらおもしろい」 「小顔ばかりの女優さんたちのなかで舞台映えする顔立ち。本格舞台で一度やりたい」 童顔だが、演技力は確かなようだ。 意外と下位だったのは、16位の有村架純。 「そろそろオトナのお芝居で共演したい」 「少し伸び悩んでいるような感じもするので、一緒に殻を破りたい」 意外と役の幅が狭いのが、低評価の理由か。 【男優編に続く】
週刊FLASH 2022年7月12日号