【チャンピオンズC】絶好枠&絶好追い!❶枠②番レモンポップ連覇で有終の美 田中博師「この馬らしさを見せられると思います」
国内ではGⅠ級5勝を含む6連勝中で、15戦12勝、2着3回と連対率100%の足跡を残してきた無敵の砂王。レース当日に引退式を行い、来春から種牡馬に転身する。距離の壁という先入観を打ち破った昨年の走りにトレーナーは「感動」した。あの心震える瞬間を、もう一度。2010、11年トランセンド以来、史上2頭目の連覇を飾り、最後まで最強を誇示する。(板津雄志)
■レース後に引退式 レモンポップの引退式がレース当日、午後5時5分頃から中京競馬場のウイナーズサークルと芝コースで行われる。田中博調教師、坂井騎手ら関係者が出席する予定で、式の模様はJRA公式YouTubeチャンネルで配信される。同馬は競走馬登録を抹消後、北海道日高町のダーレージャパン・スタリオンコンプレックスで種牡馬となる予定。
■内枠有利な舞台 チャンピオンズCの舞台となる中京ダ1800メートルは、直線の坂の途中にスタート地点がある。ダッシュがつきにくいため、必然的に内枠の方がいいポジションを取りやすい。過去10年の連対馬を見ると①~⑧番は12連対(7勝)に対し、⑨~⑯番は8連対(3勝)と半分より内側に入った馬が活躍している。②番は1勝、2着2回、3着1回で、馬券圏内4回は④番と並んで最多だ。