ビックリ道路大集合…!これが「酷道・怖道・険道」だ
交通先進国である日本だが、過酷な道路は意外なほど多数存在する。たとえば岡山県の県道・羽山第二隧道は鍾乳洞を利用しており、全長32mほどの道中、照明は一切ない。幅も3mしかなく、一瞬でもハンドルの操作を間違えば壁に激突してしまう。 【画像】道路に川が流れてる!写真で見る日本全国ビックリ道路 なぜこのような悪路が国道や県道に指定されているのか。『ふしぎな国道』の著者である佐藤健太郎氏が語る。 「国道や県道へ昇格すると整備予算が増加します。そのため先に指定だけはするのですが、需要の減少などで工事だけが行われない。結果、整備されていない名ばかりの道が生まれてしまうのです」 魅力あふれる〝酷道〟をご紹介! ◆手結港(ていこう)可動橋[高知県香南市] 県道225号線に接続する橋。一日に7時間しか通行できず、ほかの時間は船舶用に開けられている。 ◆奈良県道・大阪府道704号[奈良県葛城市~大阪府南河内郡河南町] ハイキングコースとしての需要が高く、舗装されずに残されている。悪路は大阪府が管理する平石峠周辺のみ。その区間は二輪車のみ通行が許されている。 ◆国道157号線[石川県金沢市~岐阜県岐阜市] 酷道マニアの聖地。最狭2mという道幅に加え、道を横断する川があるなど悪路が続く。 ◆国道339号線 階段国道[青森県東津軽郡外ヶ浜町] 元々は県道で青函トンネル建設時に国道に指定された。後に県が小学校への通学路として一時的に階段を作ったのだが、「日本唯一の階段国道」と話題になったことで保存が決定。年間13万人が観光に訪れる。 『FRIDAY』2021年1月29日号より
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