マレーが4ヵ月ぶりのATPツアー公式戦でストレート負けを喫す [テニス]
ATPツアー公式戦の「南フランス・オープン」(ATP250/フランス・モンペリエ/2月22~28日/賞金総額32万3970ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアンディ・マレー(イギリス)がイゴール・ゲラシモフ(ベラルーシ)に6-7(8) 1-6で敗れた。これは元世界ナンバーワンのマレーにとって、昨年10月以来のATPツアーの試合だった。 【画像】コロナ感染から回復後、再起を期した今季初戦に臨んだ元世界ナンバーワンのアンディ・マレー ビッグサーブが武器のゲラシモフに第1セットで競り合いながらも1時間44分の戦いの末にストレートで敗れたこの試合で、マレーに試合のためのフィットネスが不足していることは一目瞭然だった。 オーストラリアン・オープン出場を予定していたマレーは、メルボルン行きのチャーター便に乗る直前に受けた新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と診断された。彼はパンデミックの中で競技に参加するために必要な検疫を受けることが不可能になったとして、今年最初のグランドスラム大会を欠場する決断を下していた。 ここ数年に渡る股関節のケガと2度の手術を経てカムバックへの道を切り開こうとしているマレーは、現在世界ランクを121位まで落としている。(C)AP(テニスマガジン)