台湾の大地震で「今こそ恩返し」――日本ができることは? 東北・能登の震災でも…台湾の支援が大きな力に【#みんなのギモン】
■能登や東北で役立てられる義援金
小林解説委員 「そうだと思います。実際に、台湾からの義援金は様々な形で役立てられています。能登半島地震があった石川県では被災した方々に現金が支給されています。岩手県では、津波で全壊した保育所を再建したり、公営住宅を建設したりといったことに使われています」
■南三陸町の担当者「助け合うこと必要」
小林解説委員 「宮城・南三陸町では、被災した病院の建設費に充てられ、今でも台湾との交流が続いているそうです。町の担当者は『台湾の地震を心配している。お互いに助け合うことが必要だと思っている』と話しています」 忽滑谷こころアナウンサー 「過去にやってもらったからお返しをする、というわけではないですが、台湾からの支援がこうして日本の力になっていることを見ると、やっぱり恩返しはしたいなという気持ちにはなりますよね。一方で支援がしっかり届く、信頼できる支援窓口も気になります」
■ネットやコンビニ、自治体で受け付け
小林解説委員 「今回台湾で地震が発生してから1日半ほどしか経っていませんが、さっそく支援の窓口を開く動きが出てきています」 「Yahoo!ネット募金でNPO法人ピースウィンズ・ジャパンに寄付をすることができます。災害医療チームの派遣や、食料・衛生用品などの緊急支援に活用されるということです」 「台湾にも店舗が多いコンビニのファミリーマートは、日本全国約1万6300店舗の店頭で、5日から2週間、支援金を受け付けるということです。また茨城・笠間市やつくばみらい市、東京・稲城市など、役所に募金箱を設置する動きも出てきています」
■善意を悪用…偽の寄付サイトに注意
小林解説委員 「ただ、注意しないといけないのが偽サイトです。これまでも災害が起きるたびに本物のように見せかけて寄付を募るサイトが出ています」 「皆さんのせっかくの善意が悪用されないように、本当に信頼できるサイトなのか、一度立ち止まって確認してから寄付するようにしてください」 鈴江アナウンサー 「十分ご注意いただきたいと思います。生活動線の中にあるコンビニエンスストアや、自治体がやっている募金ですと、安心して身近に参加できるんじゃないかなと思いました」 「能登に行ってもまだまだ支援を求めている状況で、改めて『困ったときはお互い様』という気持ちを広げることが大事だなと感じました。その気持ちを国内だけでなく、国外で困っている方たちにも広げていけたらいいなと思います」 小林解説委員 「日本が苦しいときには台湾から、台湾が苦しいときは日本から。温かい気持ちの交流がさらに大きな支援の輪となり、多くの人の助けになることを願っています」 (2024年4月4日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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