埼玉・越谷市“暑い街”全国1位にも 40℃に迫る暑さ続き…特産ネギに異変
日テレNEWS
2日に全国1位となる39.5℃を観測した埼玉・越谷市は、“暑い街”として知られるようになりました。知名度は上がった一方で、特産のネギなどには猛暑の影響が出ていました。 ◇ 今週、40℃に迫る暑さが続いた埼玉・越谷市。この暑さで、「深谷ネギ」に並ぶ、“埼玉三大ブランドネギ”だという「越谷ネギ」に異変が起きていました。 楽農三恵園 生産部主任・山田亮さん 「ひと月ぐらい前までは、全体的にこれくらいの太さでそろっていたんですが、雨が降らなかったり暑さだったりの影響で、だいぶんネギ自体が細くなってしまって」 気温が30℃を超えると、ネギの成長が止まってしまうというのです。 山田亮さん 「雑草と対比してもらうとわかるんですけど。雑草は青々と元気なんですけど、ネギの方全体的に枯れているというか」 枯れた部分をとりのぞき、出荷するため味に影響はないといいますが、廃棄するネギも少なくないということです。 山田亮さん 「剥きすぎると細くもなってしまいますし、細すぎても規格外ということで、ロスにつながってしまったりですとか」 ◇ 越谷市の5日の最高気温は27.8℃と、比較的すごしやすい気温となりました。 越谷市民 「きょう涼しいので、ひさしぶりに外の空気吸わせてあげようと思って、つれて来たんですけど、(暑い日は)小さい子がいると、一歩も外に出られないですよね」 2日は最高気温39.5℃で全国1位の暑さになり、3日には全国2位の39.2℃を記録し、“暑い街”として全国的にも名前が知られるようになりました。 同じ埼玉県の暑い街、熊谷市を抜いたことに越谷市民からは、“1位になるより、これ以上気温が上がらないでほしい”との声が聞かれました。 越谷市民 「(熊谷を)超さない方がいいよ。越谷は暑くしない方がいいよ」 「涼しくなってほしいです、本当は。1位じゃなくていいです、暑さは」 そんな暑い街、越谷市民の憩いの場は―― 越谷市民 「今はレイクタウンが、越谷市民が涼める場所かな」 大型ショッピングモールの「イオンレイクタウン」ですが、そのすぐそばには、水害対策としてつくられた池と芝生の広場があります。バーベキューも楽しめて、池ではボートにのることもできます。しかし…。 越谷市観光協会 小出将寛次長 「(ボート利用者は)ちょっと少ないですかね。今年は暑いからかなとは思いますけど」 せっかくの夏休みなのに、“暑すぎて楽しめない”という人には、屋内で涼しく楽しめるアクティビティーもあります。 室内でスカイダイビングが行える施設では、体を浮き上げるほどの強い風を浴びながら、1分間のフライトを楽しめます。 利用客 「下から風が送られてきて、それを体全体で受けながら飛ぶ感じなので、すごく涼しかったです」 「初めての経験だったけど、ドキドキしたけど楽しかったです」 「涼しかったけど寒かったです」 FlyStation マネージャー・白川鮎子さん 「クーリングシステムといって、風が冷却された状態で吹き上げているので夏でも快適です、中は」 週明けから猛烈な暑さとなりそうな関東。再び、越谷が全国で1番暑い街になるかもしれません。