『Endless SHOCK』スクリーンで全国に届く!! 映画初上映に堂本光一「歩き出す勇気が大事」
KinKi Kidsの堂本光一(42)の主演ミュージカルを初めて映画化した「Endless SHOCK」の上映が1日から2週間限定で始まった。この日、同作を撮影した東京・帝国劇場で初日舞台あいさつが行われ、作・構成・演出と監督も務めた光一のほか、KAT―TUNの上田竜也(37)、梅田彩佳(32)、ふぉ~ゆ~の越岡裕貴(34)と松崎祐介(34)、前田美波里(72)が出席。全国82館の映画館でも生中継された。 「SHOCK」シリーズは20周年を迎えた昨年、2月4日に帝国劇場で初日を迎えたが、新型コロナウイルス感染拡大により同26日で打ち切りとなった。当時はまだ映画化の構想はなかったが、光一の提案で中断直後、無観客の帝劇でクレーン3台を含む16台のカメラとドローンを駆使し、通常客席から見ることができない新たな「Endless SHOCK」を撮影していた。 9月と10月には、ニューノーマルな状況下でも有観客で上演できる環境を整えて大阪・梅田芸術劇場で、本編から3年後を描いたスピンオフ作品「Endless SHOCK―Eternal―」を成功させた。その東京公演が今月4日から帝劇で上演されることが決定し、光一は「映画を同時期にやれば、(本編と)両方楽しんでいただけるのでは?」と思い付いた。 「『SHOCK』の本編は帝国劇場と大阪と博多でしか、劇場の大きさや仕掛け的にできないんですね。それ以外の地方の方々にもスクリーンでご覧いただけることはこれまでもなかったことなので、そこもすごくうれしいなと。多くの方にご覧いただきたいと思います」と光一はアピールした。 この映画化構想について、上田は「聞いたとき、すげえ面白いなと。光一くんてね、ジャニーさん(故ジャニー喜多川社長)の申し子みたい。後ろにジャニーさんの発想力がすごくあって、なかなか普通の人じゃ考えつかない発想を多々してくれるので興奮しましたね」と絶賛。越岡も「有言実行の男なので、堂本光一さんは。そのアイデアはすごいと思いました。あと、(自分が)銀幕デビューをこんな形でできるとは思っていませんでした」と喜びを語った。SHOCKは「日本一チケットが取れない演劇公演」とも呼ばれている。そのステージを全国の大スクリーンで楽しんでもらうだけでなく、こんなご時世だからこそ伝えたい内容が含まれていることにも映画の意義があると光一は考える。 「(テーマである)『ショー・マスト・ゴー・オン』は、こういう世の中の状況下で絶対に何があっても幕を開けるという意味ではなく、何かつまずいたときでも後ろを振り返ってみたり、そこからまた少しずつ歩き出していくことの勇気が大事だというメッセージを受け取っていただければ」と言葉に力を込めた。