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盛岡市動物公園「ホントの夜の動物園プロジェクト」始動 動物福祉に配慮

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みんなの経済新聞ネットワーク

 盛岡市動物公園ZOOMO(ズーモ、盛岡市新庄)は現在、夜間のイベント「ホントの夜の動物園プロジェクト」をスタートし、開催に向けてクラウドファンディングを通じ支援を募っている。(盛岡経済新聞)  「ホントの夜の動物園プロジェクト」は、「動物の世界にお邪魔する」をテーマに来園者が夜間の動物園を見学するというイベント。夜間開園を行う「ナイトズー」は、夏季の恒例イベントとして全国各地の動物園で実施され、同園でも行われていた。暑い日中は来園者が減るが、夜であれば人も動物も涼しく、昼間の動物園で見るのとは違う動物の様子が観察できることから人気も高い。  一方、来園者の安全や見やすさのために照明を付けることや、昼も夜も人に見られる状況が動物にとってはストレスになり、「ナイトズーでの姿は、動物本来の姿ではない」という指摘もあり、疑問を抱く動物園ファンも多い。  そこで動物たちに配慮した手法を取り、動物にも人間にも良い環境で「本当の意味での夜の動物園」を開催するアイデアを考案。来園者の人数を減らし、動物たちを減らす照明はなく、暗視カメラやナイトスコープなど暗闇が見えやすい道具を使って夜の動物たちをそっと観察する。  同園ではこれまでも動物福祉に配慮した取り組みを実施。飼育環境の向上、動物との触れ合いイベントの実施方法変更などを行っている。害獣問題についても理解を深めてもらおうと、6月28日には「ピューマの丸ごとごちそうタイム~考えてみよう動物福祉と獣害問題~」と題し、害獣として駆除された野生動物を肉食獣にプレゼントするプログラムを開催する。  「ホントの夜の動物園」開催に向けて、6月15日からクラウドファンディングサイト「READY FOR」を通じて支援を募ったところ、17日の夕方には目標金額の45万円を達成。1週間が経過し、現在は60万円を超える支援金が集まっている。このスピードに同園のスタッフは驚き、企画を立ち上げた担当者も「こんなに早く達成するとは、本当に予想外。『達成は難しいのでは』という意見もあり、不安も感じていたので、びっくりしている。たくさんの人が興味を持ち、同じことを思ってくれているのかと思うとうれしい」と喜ぶ。  「ホントの夜の動物園」はクラウドファンディングの返礼品として、一定の金額を支援した人に向けたプレ開催として実施。プレ開催に参加できるコースは初日に完売したという。本格的な開催は2022年のリニュ―アルオープン後を予定している。同園でのナイトズーの内容を少しずつ変更し、照明の数を減らすなどの工夫をしながら「ホントの夜の動物園」へ寄せていく。集まった支援金はプロジェクトの開催に向けた準備や機材購入などに活用される。  担当者は「クラウドファンディング自体は来月まで続くので応援してもらいたい。これからも動物に寄り添った取り組みを継続していく。『ZOOMO』でしかできないアプローチで動物たちの世界を体験してもらえるように努力していきたい」と話す。  クラウドファンディングは7月20日23時まで。

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