メジャー断念で…国内移籍を選んだFA戦士(4)中日入りで”レジェンド”に
MLBでは、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が球界を席巻。NPBからも毎シーズンのように海を渡っており、今季も佐々木朗希、小笠原慎之介、菅野智之らがMLB挑戦を決断している。一方で、FA権を行使してメジャー挑戦を目指したが、断念した選手もいる。ここでは、最終的に国内球団への移籍を決断した選手を紹介したい。
谷繁元信
・投打:右投右打 ・身長/体重:176cm/81kg ・生年月日:1970年12月21日 ・経歴:江の川高 ・ドラフト:1988年ドラフト1位 NPB記録となる通算3021試合に出場するなど、一時代を築いた谷繁元信。2001年オフにメジャー移籍を目指したが、条件が折り合わずメジャー挑戦を断念した。 1988年ドラフト1位で横浜大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)に入団。高卒1年目から一軍で出場機会を得るなど、早くから頭角を現した。 1998年には司令塔としてチームをリーグ優勝、日本一に導き、ベストナインとゴールデングラブ賞をW受賞。 2001年には打率.262、20本塁打、70打点の好成績をマークすると、同年オフにメジャー移籍を目指し、FA権を行使した。 サンディエゴ・パドレスなどが獲得オファーを出したが、好条件を得られずメジャー挑戦を断念。そのまま残留の可能性も残していたが、最終的に中日ドラゴンズへの移籍を決断した。 新天地でも扇の要を担い、移籍後はゴールデングラブ賞を5度獲得。最後は選手兼任監督を務めるなど、中日の黄金期を支えた。
ベースボールチャンネル編集部