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スコセッシとデ・ニーロが22年ぶりにタッグを組んだ 「アイリッシュマン」を採点!

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文春オンライン

〈あらすじ〉

1950年代、フィラデルフィア。アイルランド系アメリカ人のフランク・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)は、トラック運転手として働き、妻と3人の娘を養っていた。イタリア系マフィアの大物、ラッセル・バファリーノ(ジョー・ペシ)に気に入られたフランクは、凄腕の殺し屋として暗躍する。フランクはラッセルから、全米トラック運転手組合のカリスマ委員長ジミー・ホッファ(アル・パチーノ)を紹介され、公私ともに深い仲になる。組合資金の不正運用で逮捕され、後に特赦で出所したジミーは、委員長の座を取り戻そうと暴走し始める。1975年、仲間の娘の結婚式に車で向かう途中で、フランクはラッセルからある任務を命じられる。 【写真】この記事の写真を見る

〈解説〉

『沈黙 サイレンス』以来となるマーティン・スコセッシ監督の劇映画。実在した殺し屋の回想録をもとに、大戦後のアメリカ裏社会と、“ジミー・ホッファ失踪事件”の真相を描く。209分。 中野翠(コラムニスト)★★★★☆2大スターの競演も見ものだがJ・ペシの怪演に目を見張る。こわい、おかしい。街並、衣裳、車、音楽の時代色も魅力。 芝山幹郎(翻訳家)★★★★★『グッドフェローズ』とこだまする傑作だが、『フォレスト・ガンプ』も隠し味。静かな怪物に似たデ・ニーロを堪能した。 斎藤綾子(作家)★★★★☆出演者の顔ぶれは期待を裏切らず、誰が誰に守られ葬られるのか善悪抜きの面白さ。若返るCGにも各々の性格が克明に。 森直人(映画評論家)★★★★★スコセッシの集大成かつ戦後アメリカの見事な裏面史。デジタルの活用も柔軟で、映画の伝統と未来を繋ぐ偉大な1本。 洞口依子(女優)★★★★★脚本、配役、音楽とあらゆる意味でROCK。『グッドフェローズ』から30年後、まさかホッファを描くとは……敬服。 INFORMATION 「アイリッシュマン」(米) https://www.netflix.com/jp/title/80175798 ※新型コロナウイルスの感染拡大による政府の緊急事態宣言及び各自治体による要請を受け、映画の公開が中止・延期となっている現状を踏まえ、今後も配信系作品を取り上げていきます。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年5月7日・14日号

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