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鈴木みのり「上質な歌を届けたい」音楽に対する純粋な想いの先:インタビュー

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 声優で歌手の鈴木みのりが8月26日、2ndアルバム『上ミノ』をリリース。2018年1月に三原康司(フレデリック)が作詞作曲したシングル「FEELING AROUND」でソロ歌手デビュー。これまでに坂本真綾、DANCE☆MAN、コモリタミノル、南佳孝、宮川弾など多彩なクリーターを迎えて楽曲を歌ってきた彼女。今作には、北川勝利をはじめ、sasakure.UK、堂島孝平、h-wonder、照井順政、kz、やなぎなぎらを迎え、自らも4曲で作詞を担当した。「上質なみのりが詰まったアルバム」との意味を込めて『上ミノ』と名付けられた今作について、参加アーティストへの思いや制作エピソードを聞いた。【取材=榑林史章】

「最果てのハロー」は難しすぎて頭を抱えました

――『上ミノ』というタイトルに、周りはどんな反応でしたか?  「上質なみのり」という意味で付けさせていただいたのですが、それを知らずに聞いた人からは、「面白いタイトルを付けたね」と言われることが多いですね。配信番組の『マクロスがとまらない』でご一緒したKENNさんからも「また面白いね」と言って頂いて。 ――1stアルバム『見る前に飛べ!』に収録の「ヘンなことがしたい!」のMVで、坊主姿になった鈴木さんだからこそ許されるタイトルですね。  坊主を許された時点で、けっこう何をやっても許されるんじゃないかと(笑)。 ――もともとお肉が、好きなのは好きなんですよね。  はい。ひとり焼き肉も平気ですし。 ――好きな部位は、やはりミノですか?  実は飲み込むタイミングが分からなくて、ホルモン系はあまり食べたことがなかったんですけど、今作の<しお盤>(初回限定盤)のBlu-ray Discに収録した『出張版みのりんご~映える「肉パフェ」作って食べてみた!~』という企画で、上ミノを食べさせていただいて本当に美味しかったです。好きな部位になりました。 ――「肉パフェ」は肉好き憧れのアレですね!  私が想像していたのは、焼いたお肉とライスが層になっているようなものだったんですけど、思っていた以上におしゃれな見た目で、「こんな肉パフェが存在するのか!」と驚きました。まさしくインスタ映えです。撮影が自粛期間明けで久しぶりの外食だったし、美味しいお肉を食べるのも久しぶりだったので、喜びが大爆発しました。 ――鈴木さんはYouTubeでもいろんな企画をやられていますが、動画を撮る上でこだわっているところは?  YouTuberさんの動画を見て、親近感に溢れて、まるで友達のような感覚になれるところも魅力のひとつだと思って。普段の私らしい感じで、家にいるような等身大を心がけました。ぜひ見ていただけたら嬉しいです。 ――そんな<しお盤>も楽しみなアルバム『上ミノ』ですが、オープニングナンバーの「Now Is The Time!」は、作詞を鈴木さんご自身で、作曲・編曲は北川勝利さんという曲です。  今作は、今までも楽曲を提供していただいてきた北川勝利さんに、全体のプロデュースをしていただきました。北川さんは、私がソロデビューする前からワルキューレの曲も書いてくださったり、アルバム『見る前に飛べ!』でも表題曲を作曲・編曲していただくなど、私自身いちばん影響を受けている作家さんなので、今回プロデュースでも参加していただけてとても心強かったです。 ――ジャズ調のサウンドで、まるでミュージカルのような華やかさがある曲ですね。  北川さんを交えて「今回はどの曲もライブ映えするものにしたい」と相談して、「Now Is The Time!」はアルバムの1曲目を飾るにふさわしい、まさしくショーの幕開けといった雰囲気の曲を作っていただきました。歌詞は私が作詞をさせていただいたのですが、ショーというものを、ライブだけをイメージするのではなく、声優としての自分とも重ねた広い意味で捉えて書き始めました。ライブで、ファンのみんなとコール&レスポンスで盛り上がれるようにと付けてくださったパートもあって、ライブ感覚でレコーディングすることができました。 ――今作は全体に、コーラスの入った曲が多い印象でした。コーラスやハモリも鈴木さん自身がほとんど歌っていますが、コーラス録りが大変だった曲もありましたか?  楽曲によってコーラスがとんでもなく難しい曲があって。例えばsasakure.UKさんが作ってくださった「最果てのハロー」は、ただでさえ本線(主旋律)のメロディが難しいのに、コーラスも音程を取るのが難しくて。私は、コーラスは前日までに覚えてくるのではなく、本線を録り終えた後にその場で聴いて覚えて録るというやり方なんですけど、「最果てのハロー」は難しすぎて思わず頭を抱えました。sora tob sakanaのプロデュースなどを手がけている照井順政さんに提供していただいた、「茜空、私がいた街」もコーラスがすごく難しくて、最初に聴いた時は絶望しました(笑)! ――「最果てのハロー」はエレクトロな雰囲気の格好いいバンドサウンドで、sasakure.UKさん自身がメンバーでもある有形ランペイジさんが編曲・演奏を担当しています。  sasakure.UKさんは、『見る前に飛べ!』に収録の「わたしはわたしになりたい」を作曲・編曲してくださって、その時はsasakure.UKさん個人の色が濃く出た可愛らしいサウンドだったんですけど、今回は有形ランペイジさん寄りのよりバンドチックなサウンドで作ってくださって。<WO WO WO>と歌うところもあって、スポーツ観戦をする時のような盛り上がり感や、スケールの大きさを感じていただけると思います。 ――歌詞も面白いなと思いました。  sasakure.UKさんの曲は、文字の並べ方もとても印象的なので、ぜひ歌詞カードも見て欲しいです。言葉も急に敬語になったりとか、「独特な感性だな」と思わせるところがあります。「最果てのハロー」も物語になっていて、私が暗闇の中にいたんだけど、陽が昇って新しい世界が見えた瞬間、別の空間で同じような体験をしていた人がいて、その人とやっと巡り合って前に進む…というストーリーがあるとsasakure.UKさんがおっしゃっていました。 ――ラブストーリー的な?  ラブストーリーにも受け取れますし、私とファンの方との関係で次のライブでまた巡り会うという意味でも成立するので、ライブで歌う時がすごく楽しみです。

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