弘大カフェでバラに見立てたアップルパイ販売 果肉の赤いリンゴ使う
「弘大カフェ 成田専蔵珈琲店」(弘前市文京町、TEL 0172-55-5797)で11月23日、「美紅(みく)ローズアップルパイ」の販売が始まった。(弘前経済新聞) 【写真】紅玉で作ったアップルパイ 「美紅」は弘前大学が開発し、2020年に品種登録された果肉が赤いリンゴ。美紅の果肉を目立たせたアップルパイが作れないかと同店店長の阿保史子さんが考案し、プレゼント用に贈る花束をイメージし、バラに見立てたアップルパイにした。 美紅を使ったアップルパイの販売を始めたのは2022年から。今年で3シーズン目となる。同店では、美紅のほか、弘前大学が開発した「紅の夢」や菓子によく使われる「紅玉」を使ったアップルパイも用意する。「それぞれの品種に合わせたアップルパイを提供している。美紅は果肉がうっすらピンク色で甘さもある」と阿保さん。 今年は昨年に続き夏場に暑い気温が続いたため、果肉が赤くなりにくいという。中でも赤い部分を選び、手作業で花びらを作っていく。阿保さんによると、今年は昨年より入荷数が少ないため、提供数が限られるという。 阿保さんは「コーヒーの街としても発信している弘前。コーヒーと共に希少品種のアップルパイが少しでも話題になるとうれしい」と話す。 価格は1個=620円。リンゴの在庫なくなり次第販売終了。
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