京産大と慶大が激突。FW戦は熱闘必至!大学選手権3回戦
精鋭ぞろいの関西、関東の強豪が、花園で相まみえる。
大学日本一が決定する第57回全国大学ラグビー選手権大会は12月13日(日)に3回戦を迎える。
大阪・東大阪市花園ラグビー場の第1試合(11時30分キックオフ)では、関西Aリーグ3位の京都産業大学と、関東対抗戦A3位の慶應義塾大学が顔を合わせる。
関西で迎え撃つ京産大。
11月29日の関西Aリーグ順位決定戦で関西学院大学に28-21で競り勝ち、3位までに与えられる大学選手権出場枠を手中にした。
京産大はやはり強力FWが大きな武器のひとつだ。関学大戦は4トライ中3トライをFWが奪い、8大会連続34回目の出場に貢献した。
そして、やはり京産大伝統のスクラム、モールは注目だ。
元日本代表LO、新任の伊藤鐘史監督はコーチ時代からラインアウト強化を専門的に担当しており、確実なキャッチからのラインアウトモールは強力な武器だ。
そして京産大の試合では、スクラム戦は常に見どころになる。
京産大がスクラムに懸ける熱は尋常ではない。京産大の試合ではスクラム戦がまるで別競技かのように存在し、関学大戦では先発フロントローにPR野村三四郎、HO梅基天翔、PR中川亮が並び、PKを奪取すると猛々しく吠えた。
スクラム文化は昨季まで京産大を約半世紀(47年間)率いた大西健元監督が築き上げた大きな財産だ。その昨季は大学選手権の3回戦で日本大学に19-24で敗れており、3回戦突破に闘志を燃やすメンバーもいるだろう。
選手権出場を決めた今年の関学大戦では、両ロックが昨季最終戦にも出場したアサエリ・ラウシ、田中利輝主将、そしてボールキャリアーとしても迫力満点の副将・FL城間賢。
今年は京都成章でキャプテンを務めていたFL三木皓正、札幌山の手出身のNO8ヴェア・タモエフォラウといったルーキーも大きな戦力となっている。
天理高卒のSH廣田瞬、流経大柏出身のSO家村健太という魅力的なハーフ団が統率するバックスは展開力があり、FB北山絢大といった好ランナーも揃っている。