大谷翔平「あと少しで完全試合」に全米も震撼…マドン監督は大記録続行なら球数制限を解除して挑戦させていた考え明かす
同メディアによると、大谷は、ここまで対アストロズ戦に6度先発したが、チームは5敗を喫しており、大谷は、0勝3敗、防御率5.92で、3敗は(リーグの)対戦相手でワーストの相性の悪さだったという。 大谷の完全試合に迫った投球内容についてもマドン監督の談話と共に細かく分析。 「大谷は81球の投球で空振りと打ち損じを20回記録した。マドン監督は『彼の投球は並外れていた。言葉にさえできない。フィールドから見ていて、信じられないほど素晴らしかった。彼の投球では、これまで見た中でベストだった』と語った。大谷の投球で最も効果的だったのはスライダーで、彼は35球を投じた」などと伝えた。 また完全試合を食い止めたカストロにも触れ、「完全投球は6回1アウトでフルカウントからカストロがセンターに安打を放ったことで終わった。二塁手のタイラー・ウェイドが捕球しようと動いたが、打球は彼のグラブの上をはっきりと越えていった」とし、2020年のキャンプから8月末までの短い間だけ大谷と共にエンゼルスでプレーしていたことを紹介した。 その上で、カストロの「今の彼には余裕があって健康そうに見える。彼と(エンゼルスで)会ったときは(トミー・ジョン)手術を終えてきたところだった。彼は、健康であることに自信を持って、みんなが期待するようなタイプの投手として戻ってきた」というコメントを掲載した。 CBSスポーツは、大谷の完全試合に迫った投球内容を伝え、「大谷は、3回から6人連続で三振を奪い、ノーラン・ライアンの持つ球団記録にあと2つと迫り、5回の先頭打者のヨルダン・アルバレスをフルカウントとするまで3ボールも許さなかった」と、ストライクを先行させた制球力に注目した。 「大谷の12奪三振はキャリアハイに並び、これは、近年のシーズンで三振を奪うことが困難なヒューストンの打線を相手にもたらされた」と、昨季の首位打者で横浜DeNAで1年だけプレーしたことのあるユリエスキ・グリエルらを擁するアストロズの強力打線をキリキリ舞いさせたことを評価した。 「大谷は、この試合まで彼の標準的なプレーができていなかった。だが、彼の珠玉のマウンドで防御率は7.56から4.40まで下がり、打席での4打数2安打(1四球)はシーズンのOPSを.691から.743へと持ち上げた」と紹介。その上で、「これはまだ大谷らしい数字ではなく、このことはエンゼルスがこの時点から先に向けて(大谷の)数字が良くなる見込みがあることを意味している。何であれ、彼は水曜日に記憶に残る夜をもたらしてくれた」と称えた。 エンゼルスは21日(日本時間22日)は試合がなく、22日(日本時間23日)に本拠地でオリオールズ戦を戦う。